WARPのコラム一覧に戻る
WARP

AI時代のプロダクト開発メソッド-ビジョンスケッチから始めるデザインコンセプト戦略

2026-01-21濱本

新規ビジネスの開発において、デザインコンセプトは、ユーザーの第一印象を左右し、サービスの成否を分ける戦略的要素です。今回の記事では、デザインコンセプトの考え方と設計ステップについて、体系的に解説した講義を紹介します。  普段から感じているのは、多くの方がアプリケーションやサービスを作る際に、デザ...

シェア

AI時代のプロダクト開発メソッド-ビジョンスケッチから始めるデザインコンセプト戦略

AI時代のプロダクト開発メソッド-ビジョンスケッチから始めるデザインコンセプト戦略

新規ビジネスの開発において、デザインコンセプトは、ユーザーの第一印象を左右し、サービスの成否を分ける戦略的要素です。今回の記事では、デザインコンセプトの考え方と設計ステップについて、体系的に解説した講義を紹介します。

 普段から感じているのは、多くの方がアプリケーションやサービスを作る際に、デザインという部分を軽視してしまいがちだということです。しかし、デザインはユーザーの第一印象を決める重要な要素であり、サービスの成功を左右する大きな要因の一つです。デザインに馴染みのない方でも体系的にデザインコンセプトを考えられるよう、いくつかのステップに分けて解説していきます。

講義者

名前:濱本 隆太

所属:株式会社TIMEWELL 共同創業者 兼 代表取締役CEO

   信州大学特任准教授

   一般社団法人ONE X 共同代表理事

   ONE JAPAN 大企業挑戦者支援プログラムCHANGEリード

   塩尻市 特任CIO

講義者 ビジョンスケッチで理想の未来を描く 価値観とこだわりを言語化する5つの質問 デザインコンセプトの3つの要素を決める 最新トレンドとツールの活用法 ユーザーとの対話を忘れてはいけない理由 まとめ ビジョンスケッチで理想の未来を描く

 最初のステップでは、「ビジョンスケッチ」と呼ばれるワークに取り組みます。これは皆さんが作りたいサービスを、お客さんが使った後にどんな嬉しい姿になっているのかを絵で描いてもらうワークです。

 絵心は全く必要ありません。私も丸と三角で人を描くような絵しか描けませんが、それで十分です。重要なのは、どんな空間で、どんな人がいて、何が置いてあって、お客さんが何を言っているのか、何を思っているのかを具体的にイメージすることです。

 例えば、インバウンド向けの観光サービスであれば、観光で使った先で美味しいご飯を料亭のおじさんと食べることができて、良い会話ができている最高の状態を描く。農業系のマッチングサービスであれば、つながって嬉しいという状況を描く。このように、アプリを使っている様子ではなく、使った先の姿を描くことが重要です。

 このビジョンスケッチができると、サービスの解像度が急激に上がります。アプリを作る時に「ここはちょっとコンセプトと違うな」ということを自分自身で判断できるようになるのです。

価値観とこだわりを言語化する5つの質問

 次のステップでは、価値観やこだわりを明確にするための質問に取り組みます。「その世界ではどんなことが起こっているのか」「どんな会話がされて、どんな感情が生まれているのか」「その世界にあってはならないものは何か」といった質問に答えていきます。

 私が特に大事だと思っているのは「この世界にあっちゃダメなものって何だろう?」という問いです。皆さんのサービスの中で、これは譲れない、これは嫌だというポイントを明確にすることで、サービスの軸がぶれなくなります。

 続いて、「なぜユーザーはあなたのサービスを選ぶべきなのか」という根本的な問いに向き合います。他のサービスでは全然満足できなかったけれど、このサービスだったらいけるという差別化要因を明確にすることが重要です。特に今は生成AIの本格普及したことで、今まで解決不可能だったことが解決できるようになってきています。

 実は私の前職はパナソニックでしたが、以前、写真を撮ったら食事のカロリーを計算するサービスを作ろうとしたことがありました。ところが最近、アメリカで生成AIを使って同じようなサービスが作られ、45億円で売却されたという話があります。このように、生成AIの本格普及により、従来は不可能だったアプローチが可能になっているのです。

 次に「ユーザーがプロダクトを使うとき何を感じるべきか」について考えていきます。あったかい感じなのか、かっこいい感じなのか、スワイプしたくなるような気になる感じなのか。ユーザーがプロダクトに触れた時の感情を言語化することで、より具体的なデザイン方針が見えてきます。

 競合他社との差別化についても重要なポイントです。特に大手企業は生成AI系のサービスの出し渋りをしているケースが多く、出すだけで差別化できるという状況もあります。今このタイミングで皆さんがサービスを考えているのは、新しいテクノロジーが入ってきている差別化しやすいタイミングだと言えます。

 ブランドがどこで目に留まるべきかという点も検討が必要です。ブライダル系のサービスであればブライダルプランナーの人が紹介する場面、ビジネス系であればハーバードビジネスレビューのような経営者向けの媒体など、サービスの性質に応じて適切なタッチポイントを考える必要があります。

デザインコンセプトの3つの要素を決める

 ユーザーに感じてもらいたい特徴や性質についても深く掘り下げていきます。かっこいいと思われたいのか、ダサ可愛いと思われたいのか、ローカル味があっていいねと思ってもらいたいのか、サステナブルな感じがしていいなと思ってもらいたいのか。ターゲットユーザーによって適切な方向性は大きく変わります。

 ゲーミング系のサービスであれば、ゲーマーに響くようなネオンでピカピカしている方が良いでしょうし、女性向けのサービスであれば色トーンが優しい感じの方が喜ばれるでしょう。子供向けのサービスであれば、ポップなフォントを使った方が良いということになります。

 こうした質問を通じて、最終的にデザインコンセプトワードを選定していきます。親しみやすい、上質である、洗練された、温かみのある、革新的な、繊細な、エネルギッシュな、ダイナミックな、優雅な、豊かな、調和のとれた、独創的な、自然体の、ユニークな、人間味のある、落ち着いた、安定した、品質の高いといった様々なワードの中から、皆さんのサービスに合うものを選んでもらいます。

 例えば医療系のサービスであれば、エネルギッシュでダイナミックで革新的な医療サービスは少し怖い印象を与えてしまいます。むしろ安定した品質で温かみがあって包み込むようなイメージの方が適切でしょう。

 フォント選択についても大切で、フォントだけで全然雰囲気が変わります。幼稚園向けのアプリを作る時にヒラギノ明朝のような大人っぽいフォントを使ってしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。逆に、高級感のあるサービスでポップすぎるフォントを使うのも適切ではありません。

 日本語と英語に対応しているフォントを選ぶか、もしくは英語はこのフォント、日本語はこのフォントと分けて指定することも重要です。最近はCanvaやFigmaなどのツールで様々なフォントが使えるようになっているので、サービスのコンセプトに合うフォントをしっかりと選ぶことが大切です。

 コンセプトカラーの選択も同様に重要です。色によってサービスのイメージは大きく変わります。オリーブグリーンやディープフォレスト、ライラック、スモーキーローズなど、それぞれの色が持つ印象を理解して選ぶ必要があります。最近はグラデーション系のカラーを使うサービスも増えており、どういう色を含めたいのかを明確にすることが重要です。

 白や黒でも、普通の白なのか、ちょっとクリーム寄りのオフホワイトなのか、真っ黒なのか、ちょっとグレーがかった黒なのかで印象は変わります。私は青がかったグレーが好きですが、そういう色を使うだけで重すぎないけれど高級感のある印象を作ることができます。

最新トレンドとツールの活用法

 最新のデザイントレンドについても確認しましょう。グラスモーフィズムと呼ばれるガラスっぽい効果や、グリッドアンドボーダーといったレイアウト手法などが最近のトレンドとして挙げられます。グリッドアンドボーダーが増えている理由の一つは、デザイン的に作りやすいことです。スマホ版とPC版の両方に対応しやすく、あらゆるサービスで使われるようになっています。

 こうした最新のトレンドデザインを取り入れることで、洗練されているな、新しそうだなという印象を与えることができます。

 実際にアプリケーションを作る際、V0というツールを使えば、チャットで要求を入力するだけで本格的なプロダクトを素早く形にできます。エンハンス機能を使えば、より詳細なプロンプトを自動生成してくれるので、初心者の方でも本格的なアプリケーションを作ることが可能です。

ユーザーとの対話を忘れてはいけない理由

 ただし、作ることばかりに集中してお客さんの声を無視したサービスになってしまわないよう注意が必要です。お客さんにインタビューをしたり、アンケートを取ったり、雑談でも良いので会話をすることを積極的に行ってください。お客さんとの対話が不足すると、本当に必要とされる価値を見落とし、誰にも使われないサービスになってしまう危険があるからです。

 デザインは決して軽視してはいけない要素です。フォント、カラー、そしてコンセプトワードが決まれば、サービスのイメージはほぼ決まると言っても過言ではありません。今回のワークショップを通じて、皆さんが自分のサービスに最適なデザインコンセプトを見つけ、それを実際のプロダクト開発に活かしていただければと思います。

まとめ

 ここまで紹介してきたデザインコンセプトの構築は、成功するプロダクト開発の基盤となります。今回お伝えした手法は、単なる見た目の美しさを追求するものではありません。ユーザーの心に響き、ビジネス目標を達成するための戦略的なアプローチです。

 まずビジョンスケッチでサービスの理想的な未来像を描き、そこから逆算してデザインの方向性を決める。この順序を守ることで、一貫性のあるプロダクトが生まれます。価値観やこだわりを言語化し、コンセプトワード、フォント、カラーを体系的に選択していく過程で、あなたのサービスは確実に差別化された存在になるでしょう。

 特に現在は生成AIの普及により、従来は不可能だったアイデアが実現可能になっています。しかし、テクノロジーの進歩以上に重要なのは、ユーザーの真のニーズを理解することです。作ることに夢中になりすぎず、定期的にユーザーと対話を重ねてください。

 今回紹介したV0やCanvaなどのツールを活用すれば、デザインの専門知識がなくても本格的なプロダクトを作ることができます。ただし、ツールはあくまで手段です。重要なのは、なぜそのデザインを選ぶのか、ユーザーにどんな体験を提供したいのかという戦略的な思考です。

 デザインで失敗するプロダクトの多くは、表面的な美しさだけを追求し、ユーザーの感情や行動を考慮していません。今回の手法を実践することで、そうした落とし穴を避け、真にユーザーに愛されるプロダクトを開発していただきたいと思います。

講演・ご相談はこちら


横浜ビジネスグランプリ2024優秀賞受賞した濱本さんが語るAI駆動開発の実践法則 〜生成AIを壁打ち相手にして事業を形にする要件定義の技術〜

AIを活用した事業開発で躓いた経験はないだろうか。要件定義が曖昧でコストが膨れ上がったり、生成AIとのやり取りが思うように進まなかったりと、多くの起業家が同じ壁にぶつかっている。では、どうすればAI時代に適応した事業開発ができるのか。濱本さんが語るのは、リーンキャンバスを活用した具体的な事業設計と、生成AIを「壁打ち相手」として徹底活用する新しいアプローチだ。130名以上が参加するWARPプログラムで実証された、要件定義の精緻化からプロトタイプ開発、そして地域展開まで一気通貫で支援する実践的メソッドが、あなたの事業アイデアを確実に形にする。

講義者

名前:濱本 隆太

所属:株式会社TIMEWELL 共同創業者 兼 代表取締役CEO

   信州大学特任准教授

   一般社団法人ONE X 共同代表理事

   ONE JAPAN 大企業挑戦者支援プログラムCHANGEリード

   塩尻市 特任CIO

講義者 リーンキャンバスを活用した事業設計 生成AIを壁打ち相手として活用する 要件定義の重要性 実装における注意点 充実した支援メニュー コミュニティの力を活かす まとめ リーンキャンバスを活用した事業設計

 私たち株式会社TIMEWELLが運営するWARPプログラムは、AI駆動開発を活用した事業創出を支援するプログラムです。1期から3期まで合わせると、すでに130名規模のコミュニティに成長しています。

 このプログラムの最大の特徴は、ビジネス講座とエンジニア講座を組み合わせた実践的なカリキュラムにあります。ビジネス講座は1時間×3回、エンジニア講座は2時間×5回という構成で、事業アイデアの精緻化から実際のアプリケーション開発まで一貫してサポートします

 初回の講座では、リーンキャンバスの作成から始めます。私は参加者の皆様に、まずターゲットユーザーを具体的に定義することから始めていただきます。「行政自治体」という漠然とした設定ではなく、どの部署のどういうミッションを持った方なのか。法人ユーザーであれば、DX推進部署なのか、営業部門なのか、研究開発部門なのか。初期にアプローチしたいターゲットを明確にすることが重要です。

 次に、そのターゲットが抱える具体的な課題を深掘りします。表面的な問題だけでなく、その裏に潜む根本的な要因まで掘り下げることが大切です。私はよくトヨタの「なぜなぜ分析」を例に出しますが、原因から要因へと深掘りすることで、よりクリティカルな課題にヒットするサービスを作ることができます。

 課題の深刻度も重要な検討事項です。深刻でなくてもビジネスになる場合もあります。例えばFacebookは深刻な問題を解決しているわけではありませんが、多くの人が持つ小さな課題を解決することで巨大なビジネスになっています。一方で、より深い課題に突き刺されば、早期のビジネス化やマネタイズが明確になりやすいという利点もあります。

生成AIを壁打ち相手として活用する

 私が強調したいのは、このワークショップでChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを積極的に活用することです。自分だけで考えると八方塞がりになることもありますが、生成AIと相談しながら進めると、意外と賢い相談相手になってくれます。

 例えば、競合他社の分析では「こういうサービスを考えているけれど、グローバルで見たら似たようなサービスはありますか?」と聞いてみる。イスラエルやアメリカにはあるけれど日本にはないサービスであれば、タイムマシン的に勝負できる可能性があります。

 チャネル戦略の検討でも、生成AIは非常に得意です。「このビジネスで考えられる販売チャネルを10個から20個リストアップして」と指示し、その中から最も効率的なものを選ぶ。このような使い方で、マーケティングコストを抑えながら効果的にお客様にアプローチする方法を見つけることができます。

要件定義の重要性

 私が特に強調したいのは、要件定義の重要性です。AI駆動開発をやったことがある方ならわかると思いますが、要件定義を外すと大変なことになります。AIの特性として、ラリーを続けるほどだんだん精度が落ちてくることがあります。しっかりと要件定義で初めの部分を固めておくことが、成功への鍵となります。

 だからこそ、ビジネス講座で事業の形をある程度定めてから、エンジニア講座に進む設計にしています。要件定義から開発環境の構築、プロトタイプの実装、そして動作するアプリケーションの完成まで、段階的に進めていきます。

実装における注意点

 エンジニア講座では、GitHubなどのツールを活用した開発環境の構築から始めます。私たちが「事故らない開発」と呼んでいる手法を重視しています。一度接続がうまくいかなくなると、はまってしまって抜けられなくなることがよくあるからです。

 また、セキュリティホールが生まれにくい工夫も重要です。特にAIを活用した開発では、トークンコストの管理も課題になります。お客様が一人だったとしても、とんでもないヘビーユーザーがいると、想定外のコストがかかることがあります。固定費と変動費をしっかり切り分けて把握することが、ビジネスの持続可能性を高めます。

充実した支援メニュー

 私たちのプログラムの特徴は、無料なのに様々な支援が受けられることです。WARPプログラムの修了生は、東京都の支援により、起業登記支援、アプリケーション環境費用の一部支援、地域派遣支援、協業支援など、充実したメニューを用意しています。地域派遣支援や協業支援の枠もあり、早い者勝ちです。自分のサービスを実際にお客様に当てて検証したいけれど、出張費用がないという場合にも活用できます。

コミュニティの力を活かす

 このプログラムでは、参加者同士の交流も重視しています。基本的に起業を検討している方が対象なので、大企業所属の方、スタートアップ起業の方、学生の方など、幅広いバックグラウンドを持つ方々が参加しています。肩書きを外して、お互いにサービスをブラッシュアップし合い、時にはお客様を紹介し合う。そういったコミュニティの力が、個々の事業成長を加速させます。

 私たちの目標は、AI駆動開発をやったことがない方でも、少なくともプロダクションの手前まで到達できるようにすることです。「とりあえずアプリを作ってスキルだけ身につければいい」という考えもあるかもしれませんが、どうせ作るなら良いものを作りましょう。

 最後に、私が大切にしているのは「テキスト・イズ・キング」という考え方です。自分のアイデアや思考をテキストで言語化して残す。それも具体的に残すことが重要です。これらすべてが資産となり、要件定義の材料になります。思考停止にならず、生成AIという強力な壁打ち相手を活用しながら、皆様の事業アイデアを確実に形にしていく。それが私たち​​WARPプログラムの使命です。

まとめ

 私がWARPプログラムを通じて130名以上の参加者と共に実証してきたのは、AI駆動開発における成功の方程式です。それは「精緻な要件定義」「生成AIとの対話的な思考」「コミュニティの相互支援」という3つの要素から成り立っています。

 特に重要なのは、生成AIを単なるツールではなく、思考を深める壁打ち相手として活用することです。競合分析、チャネル戦略、プライシング検討など、あらゆる場面で生成AIと対話することで、一人では到達できない深さまで事業アイデアを掘り下げることができます。

 また、要件定義の精緻化は、AI駆動開発の成否を分ける最重要ポイントです。曖昧な要件定義のまま開発を進めると、後戻りできない状況に陥ります。だからこそ、リーンキャンバスを使って課題の本質を見極め、提供価値を明確にし、ビジネスモデルを固めてから開発に入ることが不可欠です。

 そして、異なるバックグラウンドを持つ参加者同士が肩書きを外して交流し、お互いのサービスをブラッシュアップし合うコミュニティの力。これが個々の事業成長を加速させる原動力となります。

 AI時代において、技術だけでも、ビジネスセンスだけでも不十分です。両者を統合し、生成AIを味方につけ、仲間と共に成長する。このアプローチこそが、皆様の事業アイデアを確実に形にし、次の次元へとワープさせる鍵となるのです。

講演・ご相談はこちら


WARPが導く、社会課題解決への道 ~松原英孝氏の挑戦と発見~

「身の回りの課題を解決したい、でもいざ形にしようとすると何から始めればいいのか分からない。」そんな時は、WARPに参加してみませんか?

 航空会社で品質保証を担当する松原英孝さんは、WARPで学んだスキルを活かし、海洋ゴミ問題解決のためのアプリを開発されました。WARPはアプリ開発の方法が学べるだけでなく、社会課題解決への第一歩が踏み出せる可能性を秘めています。松原さんの体験談から、そのエッセンスをお伝えしていきます!​​​​​​​​​​​​​​​​

松原英孝(まつばら ひでたか)

大手航空会社整備部門担当。

沖縄県石垣島出身で、本業の傍らご自身の原体験から2025年より海洋ゴミ問題に取り組む。ビーチクリーン活動やご講演など、幅広くご活動中。WARP参加を機に、アプリケーションの作成と実装を初体験。

石垣島の海が紡ぐ、松原英孝氏のWARP参加の原点 WARPでの学びと成長 ~アイデアをカタチにする喜びと苦悩~ 海洋ゴミ問題に立ち向かう、松原氏オリジナルのカードゲームアプリ WARPが広げる可能性 ~あなたのアイデアが世界を変える~​​​​​​​​​​​​​​​​ まとめ

石垣島の海が紡ぐ、松原英孝氏のWARP参加の原点

------まずは自己紹介をお願いします。

松原:私は、航空会社の整備部門で品質保証を担当しております。沖縄県の石垣島出身で、数年前久しぶりに実家に帰った時、子供の頃によく散歩していた海岸にゴミが漂着しているのを目の当たりにしました。

 昔は他人事だと思っていましたが、自分の子供を連れて行った時、これが本来の姿ではないと気づきました。それがきっかけで、海洋ゴミについて何かできないかと考えるようになりました。

------なるほど。それで、WARPに参加されたんですね。

松原:そうです。WARPのプログラムを知り、自分でも何か作れるかもしれないというワクワク感で参加しました。WARPでは、自分が思ったことを形にできる、修正もすぐにできる、将来的にアウトソーシングする際も対等に会話ができるようになると感じました。

WARPでの学びと成長 ~アイデアをカタチにする喜びと苦悩~

------WARPではどんなことをされたのでしょうか?

松原:私は主に受講生として、教えていただいた内容を自分の考えているものに置き換えてアプリの作成をしていました。例えば、海岸清掃活動を見える化できないかと考え、既存のサービスを参考にしながら、要件を考えてみたりしました。講義を受けて作ることの難しさを感じつつ、自分が考えたことを少しずつ形にしていきました。

------具体的にはどんなものを作られたのですか?

松原:海岸清掃活動を見える化するために、写真を撮ってアップロードすると何かしらのインセンティブがもらえるようなサービスを考えました。データを蓄積することで、ゴミが集まりやすい場所の特定などにつなげられるのではないかと思っています。

------なるほど。作る中で苦労したことはありましたか?

松原:データの止め方や、ポイントの付け方など、細かいことを考えるとキリがないと感じました。そこで、まずは入り口の部分、ユーザー登録やポイントの仕組みなど、シンプルなものから作ることにしました。

 また、ゼロからアプリケーションを作ることも大変に感じていました。アプリ開発の経験はほとんどなかったので、言われていることとやることのギャップを感じたというのもあります。ただ、過去に業務改善のためのアプリを作ったことがあったので、そのイメージを持ちながら取り組むことができました。

------WARPで発見したことはありますか?

松原:何か考えるときに「これは難しそう」と思っていたことが、「できるかもしれない」と感じるようになりました。自分のレベルではできないかもしれませんが、WARPで教えてもらえる方法や相談できる人がいることが大きな財産だと思います。

海洋ゴミ問題に立ち向かう、松原氏オリジナルのカードゲームアプリ

------WARPでアプリケーションの作成から実装までを学び、その後どんな活動をされているのですか?

松原:小学校で2時間の授業をする機会があったのですが、子どもたちがただ私の話を聞くだけでは面白くないだろうと思い、海洋ゴミについてを遊びながら学べるカードゲームアプリを作って遊んでもらいました。

------そのゲームについて簡単に教えていただけますか?

松原:プレイヤーがゴミ問題に関するイベントカードとアクションカードを引いて、選択した行動によって海の汚染度が変化するゲームです。楽しみながら、自分の行動次第で世界が変わることを体感できます。

 子供達は想像以上に食いついてくれて、何度もゲームをプレイしてくれました。ゲームを通して、私が伝えたかったこと以上のことに気づいてくれたようです。ただ教えるだけでなく、子供たちが飲み込んで考えられる状態にすることの大切さを感じました。

------素晴らしいですね。今後はどんなことにつなげていきたいですか?

松原:まずは、このようなゲームで気づきを与えられる教材をもっと作っていきたいです。対象や地域が変わっても、その課題に合わせてコンテンツを提供できるようになることが目標です。将来的には、海岸清掃活動を記録・共有できるサービスにつなげていければと考えています。

▼松原氏が作成した海洋ゴミ課題を遊びながら学べるカードゲームアプリ

WARPが広げる可能性 ~あなたのアイデアが世界を変える~​​​​​​​​​​​​​​​​

------最後に、WARPはどんな人にお勧めできるでしょうか?

松原:アプリ開発に興味がある方、特に「こんなアプリがあったらいいのに」と思っている方にはぜひおすすめしたいです。作り方がわからなくても、WARPでは一緒に学びながら進められます。途中でつまずいても、講師陣が相談に乗ってくれるので安心です。

------読者の皆さんにメッセージをお願いします。

松原:皆さんの中には、日頃から「こんなことができたらいいのに」と思っていることがあるのではないでしょうか。それを実現するためのスキルを身につけるチャンスがWARPにはあります。学んだスキルは、他の課題解決にも応用できるはずです。アプリ開発だけでなく、課題解決の方法を学べる、それがWARPだと私は感じています。少しでも興味を持たれた方は、ぜひWARPに参加してみてください。新しい世界が広がっていくはずです。

まとめ

 松原さんのお話を伺い、海洋ゴミ問題に対する熱意と、WARPで学ばれたスキルを社会課題の解決に活かそうとする姿勢に、強く心を動かされました。

 アプリ開発は目的ではなく、世界をより良くするための手段なのだと気づかせていただきました。

 松原さんの活動が、多くの人に気づきを与え、行動を促すきっかけになっていく、そんな世界を作られているお話に、私もとてもワクワクしました。

TIMEWELL主催WARPプログラムの詳細・お問い合わせはこちらへ



TIMEWELLのAI導入支援

TIMEWELLは、AIエージェント時代のビジネス変革を支援するプロフェッショナルチームです。

提供サービス

  • ZEROCK: 国内サーバーで動く高セキュリティAIエージェント
  • TIMEWELL Base: AIネイティブのイベント管理プラットフォーム
  • WARP: AI活用人材育成プログラム

2026年、AIは「使うもの」から「共に働くもの」へ。御社のAI活用戦略、一緒に考えませんか?

無料相談を予約する →

この記事が参考になったらシェア

シェア

WARPについてもっと詳しく

WARPの機能や導入事例について、詳しくご紹介しています。