株式会社TIMEWELLの濱本です。
AI技術の急速な進歩により、私たちの生活に身近な存在である音声アシスタントも大きな変化を遂げようとしています。GoogleアシスタントがGeminiに置き換えられ、Alexaのプライバシー設定も変更されるなど、AI時代の幕開けを感じずにはいられません。この記事では、変化する音声アシスタントとAIが私たちの生活にどのような影響を与えるのか、そして技術とエンターテインメントがどのように私たちを楽しませてくれるのかについて探っていきます。
GoogleアシスタントからGeminiへ:進化する音声アシスタント プライバシーとAIアシスタント:変化するAlexaの設定 AIガジェットの実際の使用状況:限定的な活用 AIスロップ:SNSを席巻する奇妙なAIコンテンツ 現実を拡張するアート空間:Meow Wolfの挑戦 まとめ GoogleアシスタントからGeminiへ:進化する音声アシスタント
Googleアシスタントは、Geminiに置き換えられました。これにより、ほとんどのモバイルデバイスでは、私たちが知っているGoogleアシスタントが使えなくなってきています。しかし、これは音声アシスタントが使えなくなることを意味するのではなく、新たな進化の形なのです。
私たちが望むと望まざるとにかかわらず、AIは進化し続けています。Geminiだけでなく、AlexaやApple Intelligenceなどの他の音声アシスタントも、同様の変化を遂げていくでしょう。私たちは、これらの新しい変化を受け入れ、AIとの新たな対話方法を学んでいく必要があります。
ただし、現時点ではAIの応答はまだ完璧とは言えません。的確な回答を得るためには、ユーザー自身が適切な質問の仕方を学ぶ必要があるのです。AIとの対話は、私たち自身のトレーニングでもあるのです。
プライバシーとAIアシスタント:変化するAlexaの設定
米国では、数週間以内にAmazon Echoデバイスに向けて「Alexa+」の展開が始まります(日本での導入はいまのところ未定)。Alexa+の最大の特徴は、誰が話しているのかをより正確に識別できる「Alexa Voice ID」という機能にあります。この機能に対応するため、アマゾンはすべてのEchoユーザー向けに提供されていたプライバシー保護機能を廃止することを決定したのです。つまり、ユーザーはAlexaに話しかけた内容がクラウドに送信されないように拒否することができなくなります。
Alexaの名前は変わりませんが、プライバシーに対する考え方は大きく変化しています。多くの人はこの変更を気にしないかもしれませんが、私たちはAIアシスタントとどのように付き合っていくべきなのでしょうか。
現時点では、多くの人がAlexaを日常的なタスクに使用しています。タイマーをセットしたり、照明をオンにしたりするなど、シンプルな voice コマンドを使って Alexa と対話することに慣れています。しかし、AIがより深く私たちの生活に浸透するにつれ、プライバシーの問題はより重要になってくるでしょう。
AIガジェットの実際の使用状況:限定的な活用
AIが私たちの生活に浸透しつつあるとはいえ、実際にAIガジェットを日常的に使用している人はまだ限られています。多くの人にとって、AIは創造的な実験や探索の対象であり、実用的なツールとしてはまだ発展途上なのです。
例えば、Meta AIグラスのRay-Banは、カメラとマイクを搭載したスマートグラスとして機能しますが、そのAI機能は限定的です。ユーザーが見ているものを説明したり、質問に答えたりすることはできますが、具体的な健康上の推奨事項を提供したり、プライバシーを侵害したりすることはできません。
また、AppleのSiriやGoogleアシスタントなども、タイマーをセットしたりテキストメッセージを送信したりするなどの基本的なタスクには使用されていますが、より複雑なタスクには使用されていません。多くのユーザーは、複雑なタスクを実行する際には、自分でスマートフォンやタブレットを操作することを好むのです。
AIアシスタントが本当に時間を節約してくれるツールになるためには、まだ改善の余地があります。現時点では、ユーザーがAIアシスタントを使用した後、結局自分で調整する必要があるため、時間の節約にはつながっていないのです。
AIスロップ:SNSを席巻する奇妙なAIコンテンツ
AIの発展により、SNSには奇妙なAIコンテンツが氾濫しています。特にFacebookでは、AIで生成された奇妙な動画、いわゆる「AIスロップ」が大量に投稿されています。
AIスロップとは、AIによって生成された奇妙で理解不能なコンテンツのことを指します。例えば、女性が子供を海に投げ入れ、子供がカメの背中に乗って陸に戻ってくるといった内容の動画などがそれに当たります。
多くの人はこうしたAIスロップを面白がって視聴していますが、AIスロップの氾濫はSNSの利用を躊躇させる要因にもなりかねません。AIスロップが、友人の投稿や広告に埋もれてしまい、SNSを使う意味を見失わせてしまうからです。一方で、AIスロップは新たなエンターテインメントの形としても注目されています。クリエイターたちがAIスロップを活用し、より洗練された作品を生み出す可能性もあります。
現実を拡張するアート空間:Meow Wolfの挑戦
AIやテクノロジーは、私たちを現実世界から解放してくれる存在でもあります。そのような試みの一つが、没入型アート空間「Meow Wolf」です。Meow Wolfは、複数のアーティストが協力して作り上げる没入型のアート空間です。サイケデリックな部屋や不思議なオブジェクトが並ぶ空間を探索しながら、物語を紐解いていくことができます。まるでビデオゲームの中に入り込んだかのような体験ができるのです。
Meow Wolfは、ニューメキシコ州サンタフェ、ネバダ州ラスベガス、コロラド州デンバーに拠点を構えていますが、近々ニューヨークにも新たな拠点をオープンする予定です。ニューヨークの施設は、ビデオゲームや複合現実に特化した施設になるとのことで、テクノロジーとアートが融合した新たなエンターテインメントの形を提示してくれそうです。
没入型アート空間は、私たちを日常から解放し、新たな世界へと誘ってくれます。スクリーンに釘付けになるのではなく、インタラクティブな体験を通じて現実を拡張する。それがMeow Wolfの挑戦であり、テクノロジーとエンターテインメントの新たな可能性なのです。
まとめ
AI時代の幕開けとともに、私たちの生活に身近な存在である音声アシスタントも大きな変化を遂げようとしています。GoogleアシスタントがGeminiに置き換えられ、Alexaのプライバシー設定も変更されるなど、AIとの付き合い方を考えさせられる出来事が相次いでいます。
また、SNSを席巻するAIスロップは、AIがもたらす新たなエンターテインメントの形を示唆しています。クリエイターたちがAIスロップを活用し、より洗練された作品を生み出す可能性もあるのです。
一方で、Meow Wolfに代表される没入型アート空間は、テクノロジーとアートが融合した新たなエンターテインメントの形を提示しています。インタラクティブな体験を通じて現実を拡張する試みは、私たちを日常から解放してくれる存在となるでしょう。
AIの発展とともに、私たちの生活や娯楽のあり方は大きく変化しようとしています。AIアシスタントとどう付き合っていくか、AIがもたらす新たなエンターテインメントの可能性をどう活用していくか。AI時代を生きる私たちに問われている課題は山積みですが、同時にワクワクするような未来も待っているのです。
