株式会社TIMEWELLの濱本です。
9月24日、水曜日の澄んだ朝。早朝の静かな時間に、私は西ゲートから万博会場へと足を踏み入れました。今回のレポートは、既に全パビリオンを制覇した過去の経験を背景に、再び自分の足で歩んだ会場内の様々な仕掛け、そして体験できなかったイベントに向けた挑戦を赤裸々に綴るものです。朝一の入場からキャンセル枠狙いの試行、予約が難航する万博サウナの挑戦、さらには各国のパビリオンを巡りながら新たな発見を重ねた一日。フィリピンのマッサージ予約に臨むも、結果は「取り逃がし」や「キャンプの難儀」など、思い通りにならなかった部分もありましたが、それもまたこの日の貴重な体験として心に刻まれました。さまざまな国のブースでのグルメ体験、テイクアウトカフェでのスパイス豊かなミートパイやチョコレートケーキ、さらにはアーバンリサーチによる雑貨やアイスの新商品にも触れ、万博の多様な魅力を存分に楽しむことができました。
本記事では、朝から夜までの緻密なスケジュールと、各パビリオンで感じたワクワク感、そしてイベントの裏側にある苦労や失敗も隠さず伝え、万博のリアルな空気感を丁寧にレポートしていきます。
朝一の入場と挑戦 ~パビリオン全制覇を目指して~ 各国パビリオンの体験とグルメの魅力 ~フィリピン、サウジアラビア、セルビアの軌跡~ 夕方~夜のイベントと「命の未来」に込められた挑戦と希望 まとめ 朝一の入場と挑戦 ~パビリオン全制覇を目指して~
当日の朝は、9月24日の澄んだ空気の中、西ゲートから入場開始しました。普段は全パビリオンを巡り尽くした自信があっても、今回の朝一入場には一抹の緊張感が漂っていました。先に過去の成功体験を思い出しつつ、今まで体験していなかったフィリピンのマッサージやキャンセル枠を狙う試みに、心は高鳴り、そして決意を新たにして会場内へと足を踏み入れたのです。
入場直後、まずはスマホでの当日登録の様子を撮影しながら、各パビリオンの予約状況や当日の混雑度をチェックしました。すでに多くのパビリオンは、以前に制覇した経験から、今となっては「完了済み」となっていました。しかし、今回の目的は既に制覇したパビリオンを再訪し、まだ体験していないイベントやグルメにも挑戦するというものでした。特に、あのフィリピンのマッサージ予約は、予約枠が非常に限られているため、早朝から狙いを定めて行動していたのですが、最初は期待通りの予約が取れませんでした。
会場内には、SDGsキャンプの体験枠やパソナのパビリオン、そして「ぬるぬる」と呼ばれる別の体験ブースも存在し、どれに参加すべきか迷うほどの魅力が詰まっていました。その中でも特に印象的だったのは、朝の空気が澄んでいる時間帯ならではの、人の少なさです。普段混み合う会場内が、まるで自分のためだけに広がる静かな世界のように感じられ、心ゆくまで万博の設計されたディテールを堪能できました。
実際、朝の時間帯は非常に快適で、普段の混雑や譲り合いの必要がなく、各ブースをゆっくりと見学することができました。特に、会場内のさまざまな国の文化を象徴するパビリオン群は、デザインや展示内容にひとつひとつの工夫が施されており、往年の展示会を彷彿とさせる荘厳さと親しみやすさが共存していました。しかし、その一方で、朝早くから予約を狙うという苦労もありました。たとえば、万博サウナのキャンセル枠に関しては、その日の体験としては取れなかったという事実もあり、ここでの失望感は隠せませんでした。
また、この日の朝は特に、予約の方法や並ぶ匿名性に対する微妙な不満もあったのです。「キャンプ取れない」「無理じゃね」と口にするシーンもあり、当日の混雑状況やシステムの不具合、時には待ち時間の長さなど、さまざまな苦労が交錯していました。それでも、会場全体の熱気と参加者同士の一体感、そしてそれぞれのパビリオンに込められたストーリーに触れることで、一日のスタートは十分に盛り上がるものであったのです。
そして、朝の待機時間中には、自分が情報収集のためにさまざまなアプリやウェブサイトを活用していた様子が印象に残ります。ログインの際、時折エラーが発生し「1時間待機」と表示されるなどのトラブルもありましたが、そうした苦労を乗り越えながら、朝7時の解放に向けて必死にログインを試みる姿勢は、当日の緊迫感を増幅させました。実際には、私自身も朝5時頃から準備を始め、心の中で成功を信じながら待機していたのです。
この朝一の入場と並びの体験は、万博の裏側に潜む努力と参加者同士の連帯感、そして思い通りにならないシステム面での課題も浮き彫りにしました。おかげで、これからどのパビリオンに行こうか、どんな体験を次にするかという期待と不安が入り混じる充実感に包まれ、全てのパビリオンをまた再訪するための意欲が一層高まる結果となったのです。
各国パビリオンの体験とグルメの魅力 ~フィリピン、サウジアラビア、セルビアの軌跡~
朝の入場が終わり、次に私が向かったのは、すでに多くのパビリオンで体験済みでありながらも、再度足を運びたいと思った場所たちでした。まず、フィリピンのパビリオンでは最後のお土産コーナー近くに設けられたマッサージコーナーが目に入りました。予約が絶対必要とされるこのマッサージは、9時前に訪れなければ予約が難しいとの情報もあり、スタッフが熱心に並ぶ様子に、また一抹の緊迫感を覚えました。しかし、現実はそう甘くなく、並んでみると既に多くの人々が先んじていたため、結果として予約は思うようには取れなかったのです。この焦燥感は、万博ならではの体験の一つと言えるでしょう。
その後、時間を有効に使うため、私は再びサウジアラビアパビリオンに向かいました。以前にも訪れた経験はありましたが、今回は朝からの冷静な観察のもと、再度じっくりと楽しむことにしたのです。サウジアラビアパビリオンでは、昼も夜も異なる表情を見せる独特の雰囲気があり、特に植物が織り成すボタニカルな庭園や、ミストが織り成す幻想的な空間は、異国情緒を一層引き立てていました。会場内を歩きながら、テイクアウトカフェで購入できるグルメにも注目。実際、朝から多くの人々がテイクアウトカフェで購入した商品が人気を博しているのを目の当たりにし、昼食前の準備としても貴重な体験となりました。
カフェで購入した商品は、サウジアラビアパビリオン独自のメニューであり、特にミートパイとチョコレートケーキは、各素材の持つ豊かな風味とスパイスが絶妙に融合していました。ミートパイは肉がぎっしり詰まっており、しっとりとしたパン生地とジューシーなお肉が口の中で広がる豊かな味わいを提供し、チョコレートケーキは蜂蜜のような甘さとナッツの香ばしさが印象に残る一品でした。これらのグルメ体験は、普段の日本では味わえない異国の風味を存分に楽しむことができ、現地の文化に対する理解を深める大切なひとときとなったのです。
また、サウジアラビアパビリオンのもう一つの魅力は、昼と夜で変わるプログラムやショーの内容でした。昼間の展示とは異なり、夜になると独自のワークショップが開催され、来場者が直接参加できる体験イベントが実施されました。ワークショップでは、参加者が実際に手を動かしながらアート作品や工芸品を作成するなど、その場ならではの体験が用意され、参加者の満足度は非常に高いという評価でした。会場内に設けられた解説コーナーやスタッフによる案内も、イベントの魅力を一層引き立て、現地の展示内容に対する理解が深まる瞬間が何度もありました。
さらに、フィリピンパビリオンでの体験が叶わなかった分、別の角度から万博の魅力を感じるため、他のパビリオンも順次訪れることにしました。セルビアのパビリオンもその一つです。セルビアパビリオンでは、レストランでのグルメ体験に加えて、お土産ショップでのお買い物も楽しむことができました。ここでは、多彩なグッズが値引き販売され、新商品の発表や大阪とのコラボアイテムなど、他では決して見ることのできない商品群が並んでいました。特に、アーバンリサーチの最新コレクションやアイスの新商品は、来場者の間で話題となり、その見た目の可愛さと実際の使いやすさに、多くのファンが列を作っていました。
今回の体験の中で、重要なポイントとして以下の3点が挙げられます。
予約システムの混雑やエラー、待機時間の長さといった試練と、その中で如何にして目的を果たすか
各国パビリオンが提供する独自のグルメ体験と、普段の生活では味わえないスパイスや香りの衝撃
ブースごとに異なる展示内容やワークショップで、来場者が直接体験できる多彩なイベントの実施状況
これらのポイントは、単なる成功体験だけではなく、予約に失敗してしまう苦い瞬間や、システムの不具合にも直面しながらも、最終的に充実した一日を作り上げるための試行錯誤そのものでもありました。来場者として、また万博のスタッフや運営側の努力の結晶を目の当たりにする中で、ただ単に全パビリオンを回るだけでなく、それぞれの展示やイベントの背景にある物語に触れる貴重な体験となったのです。
特に、サウジアラビアパビリオンでは、デモンストレーションとして行われたテイクアウトカフェの紹介や、並ぶ来客の中で感じた現場の雰囲気、さらにワークショップへの参加によって得られる知見など、各パビリオンが独自の魅力を放っていることを実感しました。全体として、各国パビリオンを巡る旅路の中で感じた異国文化への憧れと、現実とのギャップ、さらにはそのギャップを乗り越えるための工夫や努力が、万博全体の魅力をより深いものにしていたことは否めません。
夕方~夜のイベントと「命の未来」に込められた挑戦と希望
会場内での体験は朝から昼にかけて多彩なパビリオンを巡るだけでなく、夕方から夜にかけても決してその熱気が冷めることはありませんでした。一日の後半、私はもう一度「命の未来」と名付けられたパビリオンへと足を運びました。初回の体験からは少し学び、今回はより深い理解と感情移入ができるよう努めました。命の未来パビリオンは、50年後の未来において、自ら選択して生きられる人間のあり方をテーマにした展示であり、展示内容は感情豊かでストーリー性が高いものでした。
この展示では、未来の社会におけるライフスタイルや技術革新、人間の選択の自由を象徴するアートや映像が随所に散りばめられていました。展示ブースに足を踏み入れると、予想以上に多くの解説パネルやスタッフの案内があり、参加者それぞれが自らの未来に対して考えを巡らせる機会となりました。展示の中で最も心に残ったのは、命の未来パビリオンならではの一体感であり、展示を通して未来への希望と不安、そしてその両方を受け止める強さを感じ取った瞬間でした。
当日の命の未来パビリオンでの体験は、既に全パビリオンを巡ってきた私にとっても、新たな発見と学びに満ちたものでした。一度目の命の未来では見逃していた細かな展示物や、スタッフの解説を通じて改めて展示の意味を理解し、50年後の未来に自らの命をどのように選択するのかというテーマについて、心の奥底から考える機会となったのです。展示ブースに設置されたロボットの案内や、クリアファイルといったグッズの販売も、展示全体のコンセプトを強調するものとして印象深く記憶に残りました。中には、440円という手頃な価格で販売されるクリアファイルに、「このロボットかわいい」と感じずにはいられない点もありました。
また、夕方から夜にかけては、セルビアのレストランにも立ち寄りました。セルビアのレストランでは、チェバビと呼ばれるソーセージ風のメニューや、チーズパイに特製ソース(野菜の甘味が引き立つパプリカソースなど)をつけて食べるという独自の料理が提供され、回転も早く、並びながらも充実したグルメ体験を味わうことができました。加えて、万博のお土産ショップを巡りながら、値引きされたグッズや新商品のアイテムを手に取り、会場内の最新トレンドを感じる時間もまた、来場者にとっての大きな喜びとなっていました。
そして、命の未来パビリオンでは、初回と比べれば内部のストーリーをより深く掘り下げることができました。展示のテーマは「命を自ら選ぶ」というものであり、50年後という遠い未来においても、人々が自分の人生の舵を取ることの大切さを訴えるものでした。来場者は、そのストーリーに共感し、各々の未来について一考を深めるとともに、展示ブースの細部に込められたメッセージを受け止める姿が印象的でした。展示中には、アンゴラのステージでのパフォーマンスや、会場内で流れる音楽に合わせて自然と体がリズムに乗り、会場全体がひとつの大きな物語の中に溶け込んでいく様子も見られました。
夕方から夜にかけての万博会場は、日中の熱狂的なパビリオン巡りとはまた違った落ち着きと情熱が同居していました。参加者は、一日の締めくくりとして、命の未来パビリオンで得た学びと感動を、それぞれの思い出として心に刻むとともに、自分自身の未来への希望を再確認する貴重な一時を過ごしました。多くの来場者が、展示で語られる未来の夢と現実のギャップに対して、真剣な眼差しで向き合っている光景は、ただのイベントではなく、未来への挑戦と希望が込められたリアルな現場そのものであったといえるでしょう。
まとめ
今回の万博一日体験レポートは、朝一の入場から各国パビリオンの再訪、さらには夕方から夜にかけて開催される「命の未来」の展示まで、万博の隅々にまで広がる多彩な魅力と試行錯誤の記録です。入場時の予約システムの混雑や、マッサージ予約の苦労、フィリピンパビリオンでの挑戦、サウジアラビアのテイクアウトカフェでのグルメ体験、さらにセルビアレストランでのソーセージを含む豊富なメニューとの出会いなど、全体を通して充実した一日を実感することができました。
この体験の中で、万博の真髄はただパビリオンを巡るだけでなく、そこに込められた各国の文化、展示内容、そして未来へのビジョンにあると実感しました。一日の疲れも忘れるほど、展示会場は多様な情報と感情に満ち、参加者は自分自身の人生や未来に対する思いを改めて問いかける貴重な機会となりました。
ここで、今回の一日の重要なポイントとして以下の内容を改めて振り返ってみましょう。
予約システムの不具合や並びの中で感じた緊張感
各パビリオンで体験した異国のグルメと、独自の展示内容への驚き
命の未来パビリオンでの展示を通して、50年後の人生を選択するというテーマへの深い共感
以上の点は、万博体験のすべてを象徴するものであり、体験中に感じた苦労もあれば喜びもすべてが、参加者一人ひとりの記憶に深く刻まれる重要なエピソードとして纏められているのだと思います。今回の体験は、システムの不具合や予約時の苦労といったマイナス面も含めながら、全体としては未来への希望と多様な文化交流の場として、参加者に豊かな学びと感動を与えるものでした。
最後に、万博全体の魅力はその一瞬一瞬に詰まっており、今後もこのようなイベントが開催されるたびに、私たち一人ひとりが新たな発見と感動を共有できることを願ってやみません。万博会場で実際に体験した、朝から夜にかけての数々の試練と成功が、未来への希望となり、また次回のチャレンジへの大きな原動力となるのは間違いありません。読者の皆さんも、ぜひ会場に足を運び、この一日密着レポートで感じた全ての感動と苦労、その両方を体感していただきたいと心から願っております。
