株式会社TIMEWELLの濱本です。
近年、自動生成AIの目覚ましい進化により、アプリケーション開発の世界に大きな変革の波が押し寄せています。そこで今回は、株式会社TIMEWELLのCEOを務める濱本隆太氏、CTOの内藤一樹氏、エンジニアの安藤義記氏、そしてAmazon Web Service Japanのスタートアップソリューションアーキテクトである大越雄太氏という豪華メンバーが集結し、自動生成AIがもたらすアプリ開発の未来について語り合いました。本記事では、そのセッションの内容を紹介します。
自動生成AIによるアプリ開発スピードの革新 AWSのスタートアップ支援プログラム 自動生成AIを活用したアプリ開発の最新トレンド 自動生成AIを活用した開発の体験談 自動生成AIを活用する上でのポイント 次世代のテクニカルアントレプレナーを育成する「WARP」 自動生成AIによるアプリ開発スピードの革新
濱本氏:まずは内藤さんから、自動生成AIの登場によって開発スピードがどれほど上がったのかについて教えていただけますか?
内藤氏:自動生成AIの登場により、開発の期間は非常に圧縮されています。例えば、濱本が30分でアプリを作ったと話していましたが、テストまで含めて、もうスマホだけで1時間で作れるような世界になっているんです。
濱本氏:実は私、ジムでトレーニングしながらアプリを作ったんですよ。
内藤氏:そうなんですね。もう日本語の自然言語を入力するだけで、アプリが出来上がる時代になっています。ただセキュリティやパフォーマンス、保守性といった部分は、まだまだ人間の判断が必要になります。AIを活用しつつ、適切なツールを選んで継続的に活用していくこと、そして開発に関するコミュニティの力を借りることも重要だと思います。
▼株式会社TIMEWELL 内藤一樹氏
AWSのスタートアップ支援プログラム
濱本氏:今回のWARP(TIMEWELL社が提供する自ら開発できる若手テクニカルアントレプレナーを育成するプログラム)では、AWSさんにもご協力いただいているということで、大越さんからAWSのスタートアップ支援について詳しく教えていただけますか?
大越氏:はい。AWSではスタートアップのお客様に向けて、AWS Activateというプログラムを用意しています。クレジットの提供や技術支援、そしてコワーキングスペースの開放など、様々な支援を行っています。
濱本氏:クレジットの提供というのは、具体的にはどういったものなのでしょうか?
大越氏:AWS Activateでは、起業した方に約1000ドル分、日本円で15万円相当のクレジットを申請することができます。申請のフローは非常にシンプルで、条件も広く設定されています。
濱本氏:なるほど。他にはどのような支援があるのでしょうか?
大越氏:無償の技術相談会も回数制限なく実施しています。また、AWSでは目黒にオフィスを構えていて、そこにはスタートアップの方々が無償で使えるコワーキングスペースがあります。電源やWi-Fiも自由に使えますし、その場でサポートエンジニアやソリューションアーキテクトに質問することもできます。
濱本氏:こうした支援体制があると、スタートアップにとって心強いですね。ぜひ活用していきましょう!
▼Amazon Web Service Japan 大越雄太氏
自動生成AIを活用したアプリ開発の最新トレンド
濱本氏:次に内藤さんと安藤さんから、アプリ開発における自動生成AIの最新トレンドについて教えていただけますでしょうか
内藤氏:はい。まずは無料で利用できるサービスのご紹介からさせていただきます。例えばVercel AI(V0 AI)やLoveableといったサービスがあります。V0 AIでは、ソーシャルメディアと入力するだけで、SaaSのダッシュボードやオンボーディングの画面がワンクリックで実装されます。
Replitというサービスも非常に使いやすいですね。何かを入力すると、バックエンドやデータベースの構築まで一貫して行ってくれます。しかも右上のデプロイボタンを押すだけで、簡単に世界に公開することができるんです。
内藤氏:他にも、DevRev.aiというサービスにも注目しています。これは、まるでSlackでチャットをするようにAIに開発を依頼できるんです。「この機能を作っておいて」「この不具合を直しておいて」と伝えるだけで、自動的に開発を進めてくれます。
濱本氏:それは便利ですね。まさに"AIエンジニア"を雇っているような感覚でしょうか。
内藤氏:そうなんです。しかも、このAIエンジニアは24時間365日働いてくれるんですよ。私たちが寝ている間も開発を進めてくれるので、生産性が飛躍的に向上します。
▼株式会社TIMEWELL 濱本隆太氏
自動生成AIを活用した開発の体験談
濱本氏:安藤さんは実際に自動生成AIを活用して開発されたそうですが、具体的にどのような体験だったのか教えていただけますか?
安藤氏:私は元々、クラウドやフロントエンド、TypeScriptなど、全くの未知の領域からスタートしたんです。でも、AIのおかげで、わからないことがあってもすぐに聞けるようになりました。例えば「デプロイってそもそも何?」みたいな基本的なことから、「最新のWebサイトってどうやって作るの?」といった具体的な質問まで、何でも聞けるんです。
濱本氏:なるほど。AIに聞くハードルの低さが、学習を加速させるんですね。
安藤氏:そうなんです。聞いた結果もわからなければ、またAIに聞き返せばいい。そうやって知識を積み重ねていくことができました。おかげで、私でも寝ている間にAIが開発を進めてくれるようになったんです。
▼株式会社TIMEWELL 安藤義記氏
自動生成AIを活用する上でのポイント
濱本氏:自動生成AIを活用する上で、気をつけるべきポイントはありますか?
内藤氏:大切なのは、AIを優秀な新人エンジニアとして扱うことですね。AIは知識が豊富ですが、プロダクトの知識はありません。そこで、私たちが効率的に知識を与えていく必要があります。また、セキュリティやパフォーマンス、保守性といった部分の評価も忘れずに行うことが重要です。
大越氏:AWSでは200以上のサービスがあり、毎年10個から20個ずつ増えています。このような最新の情報をキャッチアップし、必要な部分だけを吸収して自分のプロダクトに還元していく姿勢が、AIを活用する上で大切だと思います。
安藤氏:最新の情報収集のコツとしては、X(旧Twitter)で有名な方をフォローしたり、Geminiで気になるキーワードを調べたりするのがおすすめです。あとは、濱本さんがおっしゃっていたように、DeepResearchを使ってシリコンバレーの最新情報を取得するのも良い方法ですね。
次世代のテクニカルアントレプレナーを育成する「WARP」
濱本氏:最後に、私たちTIMEWELLでは「WARP」という、自ら開発できる若手テクニカルアントレプレナーを育成するプログラムを提供しています。次の時代を切り拓く起業家を生み出すことが、私たちのミッションです。
内藤氏:WARPでは、生成AIによる爆速開発と、柔軟な開発体制、そして確かな技術力と判断力の獲得をサポートしていきます。事業開発講座とエンジニア向けの講座の2本立てで、参加者の皆さんをバックアップします。
濱本氏:また、東京都のご支援もいただいており、起業時の登記費用の支援や、開発環境の構築支援、検証のための旅費支援なども行っています(※WARPプログラム修了者かつTIMEWELLの認証が下りた方に限ります)。次回は3月8日から第2期がスタートしますので、ぜひご参加ください!
