株式会社TIMEWELLの濱本です。
2025年1月6日、ラスベガスで開催されたCES 2025。今年もNVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏の基調講演で幕を開けました!
毎年恒例となっているこの講演は、PCゲーマーからAI研究者まで、テクノロジー界隈の人々にとって注目の的。今回も期待を裏切らない、革新的な発表が目白押しでした。
フアン氏は、AI、アクセラレーテッドコンピューティング、産業のデジタル化における革命的な進歩が、あらゆる産業を変革しつつあると力説。特に、生成AIは「コンピューティングにおける新たな時代」を切り開くと述べ、NVIDIAの最新技術がどのようにその進化を加速させるのかを熱く語りました。
それでは、具体的な発表内容を詳しく見ていきましょう。
- GeForce RTX 50シリーズ爆誕!
ゲーミングGPUの最新世代、GeForce RTX 50シリーズがついに発表されました!Blackwellアーキテクチャを採用し、前世代Ada Lovelaceから大幅に性能が向上しています。
RTX 5090 は RTX 4090 の 2.6倍の性能! 32GB GDDR7メモリを搭載し、メモリ帯域幅は1792GB/secと驚異的な数値を叩き出しています。
RTX 5080 は 16GB GDDR7メモリを搭載 し、RTX 4090に匹敵する性能を実現。
RTX 5070 Ti は 16GB GDDR7メモリを搭載 し、RTX 4080を凌駕する性能に。
RTX 5070 は 12GB GDDR7メモリを搭載 し、RTX 4070 Tiを大きく上回る性能を実現しながら、価格は10万8800円と、コストパフォーマンスにも優れています。
全モデルにDLSS 4が搭載され、AIによるフレーム生成でさらに滑らかなゲームプレイが可能に。また、第5世代Tensorコア、第4世代RTコアを搭載し、AI処理能力とレイトレーシング性能も大幅に向上しています。
- 薄型軽量ゲーミングノートPC登場!
RTX 50シリーズの発表に合わせて、Max-Qテクノロジーを採用した薄型軽量ゲーミングノートPCも発表されました。
厚さわずか19mm、重さ2kg以下 を実現しながら、RTX 50シリーズの性能をフルに発揮。
120Hzの高リフレッシュレートディスプレイ を搭載し、滑らかなゲームプレイが可能。
長時間のバッテリー駆動 を実現し、外出先でも快適にゲームを楽しめる。
これらのノートPCは、携帯性と高性能を両立させ、ゲーマーに新たな選択肢を提供します。
- 生成AIモデルの進化と応用
フアン氏は、生成AIがコンテンツ制作、創薬、マーケティングなど、様々な分野で革命を起こしつつあると強調。NVIDIAのGPUが、これらの分野におけるAI開発を加速させていることを示しました。
NVIDIA Picasso: クラウドベースの生成AIサービス。テキストから画像、ビデオ、3Dモデルを生成することが可能。
NVIDIA BioNeMo: 創薬のための生成AIクラウドサービス。タンパク質構造の予測や薬物設計に利用可能。
これらのサービスは、NVIDIAのGPUとAI技術を活用することで、高品質なコンテンツを高速に生成することを可能にします。
- トヨタの次世代車にDRIVE AGX Orin搭載!
自動車業界におけるAIの活用も、大きな注目を集めました。フアン氏は、トヨタ自動車の次世代高性能車に、NVIDIAのSoC半導体であるDRIVE AGX Orinが採用されることを発表。
DRIVE AGX Orinは、自動運転システムに必要な高性能な演算能力を提供するSoCです。これにより、トヨタの次世代車は、高度な自動運転機能を実現することが期待されます。
この提携は、自動車業界におけるAIの重要性を示すものであり、今後の自動運転技術の発展に大きな影響を与えるでしょう。
- 産業用メタバースOmniverseの進化
産業用メタバースプラットフォームであるNVIDIA Omniverseも、進化を続けています。
Omniverse Cloud: クラウドベースのプラットフォームにより、どこからでもOmniverseにアクセス可能に。
Omniverse Avatar Cloud Engine (ACE): インタラクティブなAIアバターを簡単に作成できるツール。
これらのアップデートにより、Omniverseはさらに使いやすく、強力なツールへと進化しました。製造、建築、エンジニアリングなど、様々な分野で活用が期待されます。
- AIによるデータ処理の高速化
フアン氏は、大量のデータ処理が必要となる現代において、AIとCUDAを活用したデータ処理パイプラインの重要性を強調。NVIDIA Grace Hopper Superchipは、CPUとGPUを高速なNVLinkで接続することで、大規模なデータ処理を高速化します。
この技術は、データセンターやAI研究など、大量のデータを扱う分野で革新をもたらすでしょう。
- 「Eos」が世界最速のAIスパコンに!
そして、最後に発表されたのが、NVIDIAが新たに構築したAIスーパーコンピュータ「Eos」。なんと、日本のスーパーコンピュータ「富岳」の性能を上回り、世界最速のAIスパコンの座を獲得しました!
Eosは、4608台のNVIDIA DGX H100システムで構成され、18.4エクサフロップスのAI演算性能を誇ります。この驚異的な計算能力は、創薬、気候変動研究、大規模言語モデルの開発など、様々な分野で活用される予定です。
まとめ
ジェンスン・フアン氏の基調講演は、AIが様々な分野で進化を続け、私たちの生活に大きな影響を与えつつあることを改めて示すものでした。
GeForce RTX 50シリーズの登場は、ゲーミング体験をさらに向上させるでしょう。また、生成AI、自動運転、産業用メタバースなど、AIの応用範囲はますます広がっています。そして、Eosの登場は、AI研究の進歩を加速させるでしょう。
NVIDIAは、今後もAI技術の進化を牽引し、様々な分野に革新をもたらしていくことでしょう。今後の動向に目が離せません!
