株式会社TIMEWELLの濱本です。
2025年11月、AnthropicはClaude Opus 4.5をリリースし、Claude 4.5ファミリーが完成しました。
Sonnet 4.5は「世界最強のコーディングモデル」、Opus 4.5は「長時間タスクで65%少ないトークンで高精度」——Claude 4.5シリーズは、開発者とビジネスパーソンの両方から圧倒的な支持を得ています。
本記事では、Claude 4.5ファミリーの全モデル、ベンチマーク結果、料金体系、そしてClaude Codeの最新機能を解説します。
Claude 4.5 2026年最新情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Sonnet 4.5リリース | 2025年9月29日 |
| Haiku 4.5リリース | 2025年10月 |
| Opus 4.5リリース | 2025年11月24日 |
| SWE-bench | Sonnet 4.5が最高スコア |
| OSWorld | Sonnet 4.5が61.4%でトップ |
| Claude Code Cowork | 2026年1月リリース |
Claude 4.5ファミリーの構成
3モデル体制
Claude 4.5ファミリーは、用途に応じた3つのモデルで構成されています。
| モデル | 特徴 | 主な用途 | 料金(入力/出力) |
|---|---|---|---|
| Opus 4.5 | 最高性能・長時間タスク | 複雑な開発、研究 | $5/$25 per 1M tokens |
| Sonnet 4.5 | コーディング最強 | 開発、エージェント | $3/$15 per 1M tokens |
| Haiku 4.5 | 高速・低コスト | 日常タスク、チャット | $0.25/$1.25 per 1M tokens |
リリース履歴
2025年のClaudeリリース履歴:
| 日付 | リリース |
|---|---|
| 2025年5月22日 | Claude Sonnet 4、Opus 4 |
| 2025年8月5日 | Claude Opus 4.1 |
| 2025年9月29日 | Claude Sonnet 4.5 |
| 2025年10月 | Claude Haiku 4.5 |
| 2025年11月24日 | Claude Opus 4.5 |
Claude Sonnet 4.5——世界最強のコーディングモデル
ベンチマーク結果
Anthropicは、Sonnet 4.5を「世界最強のコーディングモデル」「最強のエージェント構築モデル」「コンピュータ操作に最適なモデル」と位置づけています。
SWE-bench Verified: Sonnet 4.5はSWE-bench Verifiedで最高スコアを達成。実際のソフトウェアエンジニアリングタスクにおいて、他のモデルを上回る性能を示しています。
OSWorld(コンピュータ操作ベンチマーク):
| モデル | スコア |
|---|---|
| Sonnet 4(2025年5月) | 42.2% |
| Sonnet 4.5(2025年9月) | 61.4% |
わずか4ヶ月で19.2ポイントの向上は、驚異的な進化速度を示しています。
30時間以上の持続力
Sonnet 4.5は、複雑なマルチステップタスクで30時間以上集中を維持できることが観測されています。
活用例:
- 大規模リファクタリング
- 複数ファイルにまたがる機能実装
- 長期的なコードレビュー
- エージェント型開発タスク
Claude Opus 4.5——長時間タスクの王者
効率性の革新
2025年11月24日にリリースされたOpus 4.5は、長時間のコーディングタスクで画期的な効率性を実現しました。
パフォーマンス特性:
- テストパス率向上と同時にトークン使用量65%削減
- 「effort」パラメーターによる計算量コントロール
- 200,000トークンのコンテキストウィンドウ
- 64,000トークンの出力上限
effortパラメーター
Opus 4.5の革新的な機能として、「effort」パラメーター(low/medium/high)が導入されました。
| effort設定 | 特徴 |
|---|---|
| low | 高速、低コスト、簡単なタスク向け |
| medium | Sonnet 4.5相当のスコア、76%少ないトークン |
| high | 最高精度、複雑なタスク向け |
medium設定では、Sonnet 4.5のSWE-benchスコアを維持しながら、出力トークンを76%削減できます。これにより、コストパフォーマンスを最適化しながら高品質な出力が得られます。
安全性レベル
Opus 4.5は、Anthropicの4段階安全性スケールで「レベル3」に分類されています。これは「著しく高いリスク」を持つほど強力であることを意味します。
Claude Code 2.0——開発者向け新機能
主要アップデート
Claude Codeは、Claude 4.5ファミリーのリリースに合わせて大幅なアップデートが行われました。
新機能:
チェックポイント機能
- 進捗を保存し、以前の状態にロールバック可能
- 最もリクエストの多かった機能
サブエージェント機能
- 並列で動作する専門AIアシスタントをスポーン
- 各サブエージェントが独自のコンテキストウィンドウとツールセットを持つ
- フロントエンド、バックエンド、テストなどに特化
VS Code拡張
- ネイティブVS Code拡張のリリース
- IDEとの深い統合
Cowork(GUI版)
- 2026年1月リリース
- 非技術者向けのグラフィカルユーザーインターフェース
- Web版とiOSアプリで利用可能
Files API
開発者向けに、新しいFiles APIが提供されています。
Files APIの特徴:
- ファイルのアップロード・管理
- Model Context Protocol(MCP)との連携
- コード実行ツールの統合
当時と現在:Claudeの進化
| 項目 | 当時(Claude 3.5 Sonnet 2024年6月) | 現在(Claude 4.5 2026年1月) |
|---|---|---|
| 最新モデル | Claude 3.5 Sonnet | Claude Opus 4.5 |
| SWE-bench | 高スコア | 最高スコア |
| OSWorld | 未測定 | 61.4%(トップ) |
| 長時間タスク | 限定的 | 30時間以上持続 |
| effortパラメーター | なし | あり(low/medium/high) |
| Claude Code | 初期版 | チェックポイント、サブエージェント |
| GUI版 | なし | Cowork(2026年1月) |
料金体系
API料金
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Opus 4.5 | $5/1M tokens | $25/1M tokens |
| Sonnet 4.5 | $3/1M tokens | $15/1M tokens |
| Haiku 4.5 | $0.25/1M tokens | $1.25/1M tokens |
claude.aiプラン
| プラン | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | Sonnet 4.5(制限あり) |
| Pro | $20 | Opus 4.5アクセス、優先利用 |
| Team | カスタム | チーム向け管理機能 |
| Enterprise | カスタム | 企業向けセキュリティ |
実用的な活用シーン
1. ソフトウェア開発
Sonnet 4.5のコーディング能力を活用した開発支援。
活用例:
- 新機能の実装
- バグの特定と修正
- コードレビュー
- テスト自動化
2. 長期プロジェクト
Opus 4.5の長時間タスク対応力を活用。
活用例:
- 大規模リファクタリング
- システム移行
- 複雑なアーキテクチャ設計
- ドキュメント整備
3. エージェント開発
Claude Codeのサブエージェント機能を活用した自律型開発。
活用例:
- フロントエンド/バックエンドの並行開発
- CI/CDパイプラインの自動化
- テスト駆動開発の実践
競合との比較
GPT-5.2との比較
| 項目 | Claude Opus 4.5 | GPT-5.2 Pro |
|---|---|---|
| コーディング | SWE-bench最高 | 高性能 |
| コンテキスト | 200K | 400K |
| 出力トークン | 64K | 128K |
| 長時間タスク | 30時間以上 | - |
| effortパラメーター | あり | なし |
| 料金(入力) | $5/1M | $30/1M |
Claudeはコーディングと長時間タスクに強み、GPT-5.2は大規模コンテキストと出力に強みがあります。
Google Gemini 3との比較
| 項目 | Claude Opus 4.5 | Gemini 3 Ultra |
|---|---|---|
| コーディング | 最強 | 高性能 |
| マルチモーダル | 限定的 | 最強 |
| コンテキスト | 200K | 1M+ |
| エージェント | 強力 | 発展中 |
用途に応じた使い分けが推奨されます。
企業での導入戦略
導入すべき企業
- ソフトウェア開発を頻繁に行う企業
- 長期的なコード改善プロジェクトを持つ企業
- AIエージェントを活用した自動化を目指す企業
- コスト効率の高いAI活用を求める企業
導入アプローチ
Phase 1: 評価
- claude.ai Proプラン($20/月)で試用
- 主要ユースケースでの効果測定
Phase 2: パイロット
- Claude Code導入
- 開発チームでの実証
Phase 3: 本格導入
- API連携で業務システムに統合
- Team/Enterpriseプランへの移行
まとめ
Claude 4.5ファミリーは、2025年後半に完成した最新のAIモデル群です。
本記事のポイント:
- Claude 4.5ファミリーはOpus/Sonnet/Haikuの3モデル体制
- Sonnet 4.5は「世界最強のコーディングモデル」でSWE-bench最高スコア
- Opus 4.5は長時間タスクで65%少ないトークンで高精度を実現
- effortパラメーター(low/medium/high)で計算量をコントロール
- Claude Codeにチェックポイント、サブエージェント機能を追加
- 2026年1月にCowork(GUI版)がリリース
Claude 4.5は、特にコーディングと長時間タスクにおいて、他のAIモデルを圧倒する性能を持っています。ソフトウェア開発を中心とした業務では、Claude 4.5の導入が競争優位性につながる可能性が高いでしょう。
企業にとって、Claude 4.5をいかに効果的に活用するかが、2026年の開発効率と品質を左右する重要な要素となります。
