株式会社TIMEWELLの濱本です。
Instagramは、現代のビジネスプロモーションにおいて不可欠なプラットフォームとなりました。特に、ショート動画フォーマットである「リール」は、高いエンゲージメントを獲得しやすく、ブランド認知度向上や顧客獲得に直結する重要なツールとして注目されています。しかし、多くのビジネス担当者にとって、魅力的で効果的なリール動画の作成は、時間とコストのかかる課題でした。高度な編集スキルや高価なソフトウェアが必要だと考えられがちで、なかなか手を出せないという声も少なくありません。そんな中、Instagram自身が提供を開始した最新の無料動画編集アプリ「Edits」が、この状況を一変させる可能性を秘めています。Editsは、Instagramとのシームレスな連携を最大の特徴とし、動画編集から投稿、さらには効果測定(インサイト分析)までをアプリ内で完結できる画期的なツールです。
本記事では、この注目のアプリ「Edits」の全貌を、基本的な使い方から応用的な機能、そしてビジネス活用におけるメリットまで、実際の操作デモンストレーションを交えながら徹底的に解説します。リール動画マーケティングを強化したい、あるいはこれから始めたいと考えているビジネスパーソン必見の内容です。
Editsの基本機能とInstagram連携:リール動画作成の効率を最大化する方法 Editsアプリの入手と初期設定 プロジェクトの開始と素材の読み込み 基本的な動画編集:再生、カット、並び替え 音声の調整:ミュート機能 画面サイズの調整:ピンチイン・ピンチアウト Editsを使いこなす:テキスト、音楽、エフェクトで魅力的なリール動画を作成 テキストテロップの挿入とカスタマイズ トランジション:動画のつなぎ目を滑らかに 動画速度の変更:スピード感の演出 音声の追加:アフレコ、ボイスエフェクト、効果音 Instagramリール用音源の直接追加 Editsの応用機能と他アプリ比較:インサイト分析まで可能なオールインワンツール 動画や写真の追加編集 被写体切り抜き機能(トラッキング付き) 動画のエクスポートとInstagramへの直接シェア プロジェクト管理と再編集 アプリ内での動画撮影機能 インサイト分析機能:効果測定までアプリ内で完結 他の動画編集アプリ(CapCutなど)との比較 まとめ Editsの基本機能とInstagram連携:リール動画作成の効率を最大化する方法
まず、Editsアプリの基本的な特徴と、その最大の強みであるInstagramとの連携について詳しく見ていきましょう。Editsは完全無料で利用できる動画編集アプリでありながら、リール動画作成に必要な機能を網羅しています。
Editsアプリの入手と初期設定
Editsを利用するには、まずアプリストアから「Edits」アプリをインストールする必要があります。特徴的なアイコンを目印に探してください。アプリを初めて開くと、Instagramアカウントとの連携を促すメッセージが表示されます。ここで「紐付けます」を選択するだけで、お使いのInstagramアカウントとEditsアプリが連携されます。この初期設定により、後述するシームレスな投稿連携やインサイト分析機能が利用可能になります。この手軽さが、多忙なビジネスパーソンにとって最初のハードルを大きく下げてくれるでしょう。
プロジェクトの開始と素材の読み込み
アプリを開くと、シンプルなインターフェースが表示されます。画面中央にある大きな「+」ボタンが、新しい動画編集プロジェクトを開始するためのボタンです。このボタンをタップすると、スマートフォンの写真フォルダ(ギャラリー)にアクセスし、編集に使用したい動画や写真素材を選択できます。複数の素材を一度に選択することも可能です。
デモンストレーションとして、今回はパソコンを操作している動画と、新機能「Canvaシート」を紹介する動画の2つを選択しました。これらの素材を使って、Canvaの新機能を紹介するリール動画を作成していきます。
基本的な動画編集:再生、カット、並び替え
素材を選択し終えると、編集画面に移ります。画面下部には選択した動画クリップが時系列に並んで表示され(タイムライン)、上部にはプレビュー画面が表示されます。まず、動画の内容を確認するために再生してみましょう。プレビュー画面の左上にある再生ボタンをタップすると、動画が再生されます。
次に、動画の不要な部分をカット(トリミング)してみます。リール動画は短い時間で視聴者の心を掴む必要があるため、冗長な部分を削除するカット編集は非常に重要です。カットしたい部分を見つけたら、タイムライン上で該当する動画クリップをタップして選択します。すると、クリップが黄色い枠で囲まれ、画面下部に編集メニューが表示されます。その中から「分割」ボタンをタップすると、再生ヘッド(現在位置を示す縦線)がある位置でクリップが二つに分割されます。不要になった方のクリップを選択し、「削除」ボタン(ゴミ箱アイコン)をタップすれば、簡単に削除できます。この「選択」→「分割」→「削除」という手順を繰り返すことで、動画の長さを調整し、テンポの良い構成に仕上げていくことができます。動画クリップの順番を入れ替えたい場合は、タイムライン上でクリップを長押ししてドラッグ&ドロップするだけで簡単に行えます。
音声の調整:ミュート機能
動画素材にもともと含まれている音声が不要な場合や、後からBGMやナレーションを追加したい場合は、元の音声を消す(ミュートする)必要があります。Editsでは、個別のクリップごとに音声をミュートすることも、プロジェクト全体の音声を一括でミュートすることも可能です。動画クリップを選択し、編集メニューを左にスライドさせると、スピーカーのアイコンが表示されます。これをタップすると、アイコンにバツ印がつき、そのクリップの音声がミュートされます。プロジェクト全体の音声をミュートしたい場合は、タイムラインのさらに左側にある全体設定用の音声マークをタップします。これにより、全てのクリップの元の音声が一括でオフになります。BGMやアフレコを主体とした動画を作成する際に便利な機能です。
画面サイズの調整:ピンチイン・ピンチアウト
動画素材の画角を調整したい、特定の部分を拡大して見せたい、といった場合には、ピンチ操作で簡単に調整できます。プレビュー画面上で、2本の指を使ってつまんだり広げたり(ピンチイン・ピンチアウト)する直感的な操作で、動画の表示サイズや位置を自由に変更できます。これにより、被写体をより強調したり、画面全体の構成を整えたりすることが可能です。リール動画は縦型視聴が基本となるため、横向きで撮影された動画素材などを効果的に見せるためにもこの機能は役立ちます。
Editsの基本操作は非常にシンプルで直感的です。これまで動画編集ソフトを使ったことがない方でも、少し触ればすぐに慣れることができるでしょう。そして何より、Instagramとの連携が初期設定で完了しているため、編集後の投稿プロセスが格段にスムーズになる点が、他の多くの編集アプリに対する大きなアドバンテージと言えます。次のセクションでは、テキストや音楽、エフェクトなど、より高度な編集機能について詳しく見ていきます。
Editsを使いこなす:テキスト、音楽、エフェクトで魅力的なリール動画を作成
基本的なカット編集や音声調整をマスターしたら、次はEditsが提供する多彩な編集機能を活用して、リール動画をより魅力的でプロフェッショナルな仕上がりにしていきましょう。テキストテロップの挿入、トランジション効果、BGMやアフレコの追加、さらにはユニークなボイスエフェクトまで、Editsには無料で使える機能が豊富に用意されています。
テキストテロップの挿入とカスタマイズ
リール動画において、テキストテロップは情報を補足したり、視聴者の注意を引いたりするための重要な要素です。Editsでは、簡単な操作でテキストを追加し、デザインを細かく調整できます。
編集メニューにある「A」というテキストボタンをタップすると、テキスト入力画面が表示されます。ここに表示したい文字を入力します。デモンストレーションでは、「Canva新機能速報」と入力しました。
入力後、フォントの種類を変更できます。「A」と書かれたフォント選択ボタンをタップすると、様々なフォントが表示されます。興味深いことに、ここで利用できるフォントの多くは、Instagramのストーリーズで利用可能なフォントと同じものが含まれています。スクロールしていくと、シンプルなものから太字、デザイン性の高いものまで多様な選択肢がありますが、現時点では日本語に特化したフォントはまだ少ないようです。英語ベースのフォントが中心ですが、日本語入力自体は問題なく行えます。今後のアップデートで日本語フォントが増えることに期待したいところです。
フォントを選んだら、次は文字の色やエフェクトを調整して、より見やすく、デザイン性の高いテロップに仕上げましょう。「編集」ボタンをタップすると、カラーパレットが表示され、文字色を自由に変更できます。明るさや彩度(サイド)の微調整も可能です。
さらに、アニメーション効果を追加することもできます。「書いてる風」に表示させたり、「ジャンプ」させたり、「ズームイン」させたり、「浮かび上がってくる(フロート)」させたりと、様々な動きをつけることで、テロップに視覚的なアクセントを加えることができます。ただし、現時点ではアニメーションの速度(スピード)を調整する機能はないようです。例えば、「Canva新機能速報」という文字を「バッ」と素早く表示させたいと思っても、その速度調整はできません。
文字の装飾機能も充実しています。「キラッとしたマーク」のボタンをタップすると、文字に影をつけたり、3D風に見せたりといったエフェクトが適用できます。また、「袋文字(縁取り文字)」にすることも可能です。袋文字ボタンを1回タップすると通常の袋文字、2回タップすると縁取りと中身の色が反転した袋文字、3回タップすると文字の後ろに背景(座布団)がつくスタイルに変更できます。この背景機能は、動画の上に文字を重ねる際に視認性を高めるのに非常に便利です。文字の配置(左寄せ、中央寄せ、右寄せ)もここで調整できます。
作成したテキストテロップは、「複製」ボタンで簡単にコピーできます。同じスタイルで別のテキストを追加したい場合に便利です。デモンストレーションでは、「Canva新機能速報」を複製し、「スプレッドシート機能が神」というテキストに変更しました。
複数のテキストを時間差で表示させたい場合は、タイムライン上でテキストレイヤーの位置を調整します。下のレイヤー(後から表示させたいテキスト)を少し右にずらすことで、最初のテキストが表示された後に、次のテキストが表示されるようにタイミングを制御できます。これもアニメーション速度が調整できれば、より高度な表現が可能になるでしょう。
トランジション:動画のつなぎ目を滑らかに
動画クリップとクリップの間に「トランジション」効果を入れると、シーンの切り替わりが自然になり、動画全体の流れがスムーズになります。Editsでは、動画と動画のつなぎ目に表示される縦線のマークをタップすることで、トランジションメニューが開きます。
「ソフト」な切り替え、「ズーム」での切り替え、「フェイド」イン・アウト、「ビフォーアフター」風、「フリッカー(点滅)」、「パンダウン(下に移動)」、「ズームアウト」など、多種多様なトランジションが用意されています。デモンストレーションでは「サークルアウト」を選択しました。これは、円形に次のシーンが現れるユニークな効果です。多くの動画編集アプリでは、豊富なトランジションは有料プラン限定であることが多いですが、Editsではこれら全てを無料で利用できます。これは非常に大きなメリットです。
動画速度の変更:スピード感の演出
リール動画では、テンポの良さやスピード感が重要になることがあります。Editsでは、動画の再生速度を簡単に変更できます。速度を変更したい動画クリップを選択し、編集メニューから「速度」を選びます。スライダーを調整することで、最大10倍速まで速度を上げることが可能です。デモンストレーションで10倍速に設定してみると、パソコン操作の動画が非常にスピーディーな動きになりました。ただし、他の高機能アプリ(例えばCapCutでは100倍速まで可能)と比較すると、最大速度は控えめです。しかし、一般的なリール動画の演出としては十分な範囲でしょう。
音声の追加:アフレコ、ボイスエフェクト、効果音
元の動画音声をミュートした場合や、ナレーションを追加したい場合は、「音声」機能を使います。編集メニューの「音声」をタップすると、録音画面が表示され、マイクボタンを押すだけで簡単にアフレコ(ナレーション録音)を開始できます。デモンストレーションでは、「Canva新機能速報、スプレッドシート機能が神」と録音しました。
録音された音声は「ボイスオーバー」というレイヤーとしてタイムラインに追加されます。このボイスオーバーレイヤーを選択すると、音量の調整(0から100以上まで可能)や、不要部分の分割・削除が行えます。
さらに面白い機能として、「ボイスエフェクト」があります。ボイスオーバーレイヤーを選択し、「ボイスエフェクト」をタップすると、「ヘリウム」(甲高い声)、「低音」、「インターコム」(無線風)、「ドリーム」(幻想的な響き)、「エイリアン」など、様々なエフェクトで声質を変化させることができます。遊び心のある動画や、キャラクターを演じたい場合に活用できるでしょう。
ナレーションだけでなく、「効果音(SE)」を追加することも可能です。タイムライン上で何も選択していない状態で「効果音」メニューをタップすると、様々な効果音ライブラリが表示されます。「バックスピン」「ハープ」「レコードスクラッチ」「ぼよん」「ポコン」など、コミカルなものから雰囲気を作るものまで、多種多様な効果音が用意されています。動画の切り替わりや、特定のシーンを強調したい時、ツッコミを入れたい時などに効果的に使用できます。追加したい効果音を選び、タイムライン上の適切な位置に配置します。
Instagramリール用音源の直接追加
Editsの特筆すべき機能の一つが、アプリ内でInstagramリールで利用可能な公式音源を追加できる点です。通常、他のアプリで編集した場合、最終的にInstagramアプリ上で音源を選択し直す必要があり、手間がかかるだけでなく、編集段階で音源のイメージが掴みにくいという問題がありました。しかしEditsでは、編集画面で「音源」メニューを選択すると、Instagramで使える楽曲ライブラリが表示されます。ここから好きな音源を選び、リール動画で使いたい部分(例えばサビの部分など)を指定して「追加」をタップするだけで、編集中の動画に直接BGMとして組み込むことができます。これにより、編集段階から音源とのシンクロや雰囲気を考慮した動画制作が可能になり、作業効率が大幅に向上します。これはInstagram公式アプリならではの強力な連携機能と言えるでしょう。
Editsの主要な特徴
完全無料:全ての編集機能を無料で利用可能。
シームレスなInstagram連携:アカウント連携で投稿やインサイト分析が容易に。
豊富な編集機能:カット、テキスト、トランジション、速度変更、音声編集(アフレコ、ボイスエフェクト、効果音)など、基本的な機能は網羅。
Instagram公式音源の直接追加:編集段階でリール用の楽曲を選択・追加可能。
直感的なインターフェース:初心者でも容易に操作可能。
これらの機能を駆使することで、特別なスキルがなくても、視聴者を引きつけるクオリティの高いリール動画を作成することが可能です。次のセクションでは、さらに応用的な機能や、他のアプリとの比較について掘り下げていきます。
Editsの応用機能と他アプリ比較:インサイト分析まで可能なオールインワンツール
Editsは基本的な動画編集機能に加え、さらに高度な編集や効率化を実現するための応用機能も備えています。また、Instagramとの深い連携により、編集から投稿、分析までを一気通貫で行える点が、他の動画編集アプリと比較した場合の大きな強みとなります。
動画や写真の追加編集
編集中に、後から動画クリップや写真を追加したくなることもあります。Editsでは、タイムラインの末尾にある「+」ボタンをタップすることで、いつでも新しいメディアを追加できます。カメラを起動してその場で撮影した素材を追加するか、ギャラリーから既存の素材を選択するかを選べます。これにより、計画段階で用意していなかった素材を柔軟に組み込むことが可能です。
被写体切り抜き機能(トラッキング付き)
Editsの非常に興味深く、応用範囲の広い機能の一つが「切り抜き」機能です。タイムライン上で何も選択していない状態で「切り抜き」メニューをタップし、切り抜きたい被写体が含まれる動画を選択します。すると、アプリがメディアを読み込み、どの部分の被写体を切り抜くか、秒数を指定するよう求められます。切り抜きたい範囲を選択し、「次へ」をタップすると、Editsが自動で被写体を認識します。ここで「オブジェクトをトラッキング」をオンにすると、指定した秒数の間、被写体の動きに合わせて自動で追従しながら切り抜いてくれます。完了すると、背景が透過された被写体だけのレイヤーが生成されます。
この切り抜かれた被写体レイヤーは、自由に移動させたり、サイズを変更したりできます。デモンストレーションでは、パソコンを操作している人物を切り抜き、別の背景動画の上に重ねて配置することで、あたかもその場で作業しているかのような合成動画を作成しました。切り抜いたレイヤーを複製して繋げれば、より長い合成シーンを作ることも可能です。この機能を使えば、グリーンバックなどがなくても、手軽に面白い合成動画を作成でき、表現の幅が大きく広がります。製品紹介動画で製品だけを切り抜いて目立たせたり、人物を異なる背景に配置したりと、様々な活用が考えられます。
動画のエクスポートとInstagramへの直接シェア
編集が完了したら、動画ファイルを書き出す(エクスポートする)必要があります。画面右上にある「エクスポート」ボタンをタップすると、動画の書き出しが開始されます。この処理中は、アプリを閉じたり、スマートフォンの画面をロックしたりしないように注意が必要です。書き出しが完了すると、動画はスマートフォンのカメラロール(ギャラリー)に保存されます。
そして、ここからがEditsの真骨頂です。エクスポート完了画面には、「Instagramでシェア」というボタンが表示されます。これをタップすると、自動的に連携済みのお使いのInstagramアカウントに遷移し、リール投稿画面が開きます。Editsで編集した動画がすでにセットされた状態になっているため、あとはキャプションを追加したり、カバー画像を選択したりするだけで、すぐにリール動画として投稿(シェア)できるのです。他のアプリで編集した場合、一度動画を保存し、改めてInstagramアプリを開き、リール投稿画面から動画を選択し直すという手間が発生しますが、Editsならこのプロセスが大幅に短縮されます。このシームレスな連携は、頻繁にリール動画を投稿するビジネスアカウントにとって、計り知れない時間短縮効果をもたらすでしょう。
プロジェクト管理と再編集
作成した動画プロジェクトは、Editsアプリ内に自動で保存されます。アプリのメイン画面にある「プロジェクト」タブをタップすると、これまでに作成したプロジェクトの一覧が表示されます。ここからいつでも過去のプロジェクトを選択し、再編集を行うことが可能です。「少し修正したい」「別のバージョンを作りたい」といった場合に、ゼロから作り直す必要がないため非常に便利です。
アプリ内での動画撮影機能
Editsには、アプリ内で直接動画を撮影する機能も搭載されています。編集画面ではなく、メイン画面のカメラアイコンをタップすると撮影モードになります。面白いのは、撮影時にInstagramの音源を選択し、その音楽に合わせて撮影を行える点です。また、背景をリアルタイムで変更できるグリーンバック機能や、撮影開始までのタイマー機能、簡単な補正機能なども備わっています。編集だけでなく、素材の撮影段階からInstagramリールを意識した制作ができる点も、Editsならではの強みと言えるでしょう。
インサイト分析機能:効果測定までアプリ内で完結
そして、Editsのもう一つの目玉機能が、アプリ内でInstagramリールのパフォーマンス(インサイト)を確認できる点です。メイン画面の右端にある「インサイト」タブをタップすると、連携しているInstagramアカウントのリール動画に関する様々なデータが表示されます。具体的には、リール動画ごとの再生数、リーチ数(動画を見たユニークアカウント数)、そのリール経由でのフォロワー増加数、そして投稿したリール動画の総数などを確認できます。通常、これらのインサイトデータはInstagramアプリ内で確認する必要がありますが、Editsを使えば、動画の作成・編集から投稿、そしてその結果の効果測定まで、一連の流れをこのアプリ一つで完結させることができるのです。どの動画がどれだけ見られているのか、どんな動画がフォロワー増に繋がっているのかを分析し、次の動画制作に活かすというPDCAサイクルを、より効率的に回すことが可能になります。
他の動画編集アプリ(CapCutなど)との比較
これまでリール動画編集には「CapCut」などの高機能な無料アプリを利用していた方も多いでしょう。CapCutと比較した場合、Editsの現状での弱点としては、美肌補正機能のような細かい人物補正機能が充実していない点や、動画の最大倍速が10倍まで(CapCutは100倍まで)である点などが挙げられます。より高度な編集や特殊効果を求める場合には、CapCutなどに軍配が上がる場面もあるかもしれません。
しかし、Editsの最大の強みは、そのシンプルさとInstagramとの圧倒的な連携力にあります。基本的な編集機能は十分に備わっており、何よりも無料で全ての機能が利用できます。そして、Instagram公式音源の利用、投稿へのシームレスな連携、アプリ内でのインサイト分析といった機能は、特にInstagramマーケティングを重視するビジネスユーザーにとって、他のアプリにはない大きな魅力となるでしょう。シンプルに、素早く、効率的にリール動画を作成・投稿し、その効果を分析したいというニーズには、Editsは最適な選択肢の一つとなり得ます。
Editsは、単なる動画編集ツールに留まらず、Instagramリールマーケティングにおける強力な支援ツールとなる可能性を秘めています。
まとめ
本日は、Instagramが新たに提供を開始した無料動画編集アプリ「Edits」について、その特徴から基本的な使い方、応用機能、そして他のアプリとの比較まで、詳しく解説してきました。
Editsの最大の魅力は、何と言ってもInstagramとのシームレスな連携にあります。アカウント連携による簡単な初期設定、編集段階での公式音源の利用、編集完了後のスムーズなリール投稿、そしてアプリ内でのインサイト分析機能まで、Instagramリール動画の作成から公開、効果測定に至るまでのプロセスを、このアプリ一つで大幅に効率化できます。
基本的なカット編集、テキスト挿入、BGM・効果音の追加、トランジション、速度変更といった動画編集に必要な機能は一通り無料で利用でき、インターフェースも直感的でわかりやすいため、動画編集初心者の方でも安心して使い始めることができます。特に、被写体を自動で切り抜く機能や、多様なボイスエフェクトなどは、クリエイティブな表現の幅を広げてくれるでしょう。
もちろん、CapCutなどの高機能アプリと比較すると、美肌補正や最大速度などの面で物足りなさを感じる部分もあるかもしれません。しかし、多くのビジネスアカウントにとって、リール動画作成に求められるのは、必ずしもハリウッド映画のような高度な編集技術ではなく、むしろ「伝えたい情報を」「わかりやすく」「スピーディーに」届けることです。その点において、EditsのシンプルさとInstagram連携の強みは、大きなアドバンテージとなります。
Editsは、以下のようなビジネスパーソンや企業に特におすすめです。
これからInstagramリール動画の活用を始めたい方
リール動画の作成・投稿プロセスをもっと効率化したい方
複雑な操作なしに、手軽に質の高い動画を制作したい方
動画編集にコストをかけたくない方
投稿後の効果測定(インサイト分析)を重視する方
無料でこれだけの機能を備え、Instagramとの連携も完璧なEditsは、今後のリール動画編集におけるスタンダードアプリとなる可能性を十分に秘めています。まだ試していない方は、ぜひこの機会にEditsをダウンロードし、その手軽さと便利さを体験してみてください。Editsを活用することで、貴社のInstagramマーケティングがより一層加速することを期待しています。最新のWeb情報やInstagram活用術を見逃さないためにも、情報収集を継続していくことが重要です。
