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Midjourney完全解説|V7・動画生成・パーソナライゼーション——2026年最新の画像生成AIを徹底攻略

2026-01-21濱本

Midjourney V7は、2025年4月にリリースされた完全新設計のアーキテクチャです。パーソナライゼーション機能がデフォルトで有効化され、ユーザーの好みに合わせた画像生成が可能に。V1 Videoでは画像から5-21秒の動画を生成でき、Niji 7はアニメ特化モデルとして2026年1月に登場。本記事では、Midjourney V7の新機能、料金体系、動画生成、そしてビジネス活用法を解説します。

Midjourney完全解説|V7・動画生成・パーソナライゼーション——2026年最新の画像生成AIを徹底攻略
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株式会社TIMEWELLの濱本です。

「V7は単なるアップデートではない。完全に異なるアーキテクチャだ」——MidjourneyのCEO、David Holz氏はこう述べました。

2025年4月にリリースされたMidjourney V7は、V6からの漸進的な改良ではなく、ゼロから再構築された全く新しいモデルです。パーソナライゼーションがデフォルトで有効化され、動画生成機能「V1 Video」も登場。Midjourneyは「画像生成AI」から「ビジュアルコンテンツ生成プラットフォーム」へと進化しました。

本記事では、Midjourney V7の新機能、料金体系、そしてビジネス活用法を解説します。

Midjourney V7とは:完全新設計のアーキテクチャ

V7の革新点

2025年4月にリリースされたV7は、V6とは根本的に異なるモデルです。

V7の主要な特徴:

  • 完全新設計: 新しいデータセット、新しいアーキテクチャで訓練
  • プロンプト解釈の向上: より正確に意図を理解
  • 写実性の向上: 光の加減、肌の質感、細部の表現が大幅改善
  • 高速処理: 生成時間の短縮
  • パーソナライゼーション: ユーザーの好みを学習

V7は2025年6月16日からデフォルトモデルとなり、すべてのサブスクリプションプランで利用可能です。

パーソナライゼーション機能

V7の最大の特徴が「パーソナライゼーション」——ユーザーの美的感覚を学習し、好みに合わせた画像を生成する機能です。

パーソナライゼーションの仕組み:

  1. 約200枚の画像を評価(15-20分)
  2. Midjourneyがあなたの好みのプロファイルを構築
  3. 以降の生成がすべてあなたの好みに最適化

これにより、同じプロンプトでもユーザーごとに異なるスタイルの画像が生成されるようになりました。

NeRF風3Dモデリング

V7には、没入型コンテンツのための「NeRF風3Dモデリング」機能も搭載されています。これにより、2D画像から3D的な視点変化を表現することが可能になりました。

V1 Video:画像から動画を生成

動画生成の概要

Midjourneyは、V1 Videoという動画生成モデルをリリースしました。

V1 Videoの仕様:

  • 画像をアップロード、またはMidjourney V7で生成した画像を使用
  • 5-21秒の動画クリップを生成
  • ロー・モーション/ハイ・モーションの2種類の速度設定

CEO David Holz氏は、V1 Videoを「everyoneのための最初の動画モデル」と表現しています。

動画生成の制限

V1 Videoには、現時点でいくつかの制限があります。

注意点:

  • テキストプロンプトのみからの動画生成は不可(画像が必要)
  • 動画生成は画像生成の8倍のクレジットを消費
  • 無制限の動画生成(Relax Mode)はPro/Megaプランのみ

競合のSora 2がテキストから直接動画を生成できることと比較すると、Midjourneyの動画機能はまだ発展途上と言えます。

動画の活用例

1. SNSコンテンツ

  • 静止画をアニメーション化
  • 目を引く広告素材の作成

2. プレゼンテーション

  • スライドに動きを追加
  • コンセプトの可視化

3. プロトタイピング

  • 映像制作の絵コンテ確認
  • ゲームやアニメのコンセプト検証

Niji 7:アニメ特化モデル

2026年1月リリース

2026年1月9日、アニメ特化モデル「Niji 7」がリリースされました。

Niji 7の特徴:

  • アニメ・イラスト表現に最適化
  • コヒーレンシー(一貫性)の大幅向上
  • キャラクターの表情、ポーズの正確な表現
  • 日本のアニメスタイルに特化

アニメ風のコンテンツを生成する場合は、通常のV7ではなくNiji 7を使用することで、より高品質な結果が得られます。

料金プラン(2026年1月時点)

プラン比較

プラン 月額 年払い(月あたり) GPU時間 特徴
Basic $10 $8 ~3.3時間 約200枚/月
Standard $30 $24 15時間 Relax Mode対応
Pro $60 $48 30時間 Stealth Mode対応
Mega $120 $96 60時間 大量生成向け

注意: Midjourneyは現在、無料トライアルを提供していません。利用するには有料プランへの加入が必要です。

プラン選択のポイント

1. Basic($10/月)

  • 趣味での利用
  • 月200枚程度の生成
  • 生成した画像は公開される

2. Standard($30/月)

  • 定期的に利用するクリエイター
  • Relax Modeで時間制限なく生成可能
  • コストパフォーマンスが高い

3. Pro($60/月)

  • ビジネス利用
  • Stealth Modeで非公開生成
  • 画像・プロンプトが他ユーザーに見られない

4. Mega($120/月)

  • 大量生成が必要な企業
  • 制作会社、広告代理店向け
  • 最大の生成容量

基本的な使い方

アカウント作成

  1. midjourney.comにアクセス
  2. GoogleアカウントまたはDiscordでログイン
  3. プランを選択して支払い
  4. すぐに生成開始可能

プロンプトの入力

Web版の操作:

  1. チャット欄にプロンプトを入力
  2. Submitボタンをクリック
  3. 約30秒〜1分で4枚の画像が生成
  4. 気に入った画像を選んでアップスケールまたはバリエーション生成

プロンプトのコツ

1. シンプルに始める

A Japanese woman in a white shirt

2. 詳細を追加

A Japanese woman in a white shirt, standing in a meadow,
soft morning light, photorealistic, 8K

3. スタイルを指定

--style raw(加工少なめ)
--ar 16:9(アスペクト比)
--v 7(バージョン指定)

日本語対応

Midjourneyは日本語プロンプトにも対応していますが、英語プロンプトの方がより正確な結果が得られる傾向があります。

日本語例:

スーツを着た日本人男性が腕組みをして笑っている、オフィスビル背景

他の画像生成AIとの比較

競合比較(2026年1月)

項目 Midjourney V7 DALL-E 3 Stable Diffusion 3 Adobe Firefly
写実性
動画生成 ○(画像から) × ×
料金 $10-120/月 GPT-4契約に含む 無料/有料 $4.99-22.99/月
商用利用 ◎(著作権クリア)
パーソナライゼーション × × ×

Midjourneyの強み

1. 写実性

  • 他のAIと比較して最もリアルな画像を生成
  • 光、影、質感の表現が秀逸

2. 美的センス

  • 「美しい」画像を生成する傾向
  • アート性の高い出力

3. パーソナライゼーション

  • ユーザーの好みを学習
  • 他のAIにはない機能

Midjourneyの弱み

1. 動画生成

  • 画像からのみ生成可能
  • Sora 2のようなテキスト→動画は未対応

2. 価格

  • 無料トライアルなし
  • 最低$10/月が必要

3. テキスト生成

  • 画像内のテキストはまだ不正確な場合がある

当時と現在:Midjourneyの進化

本記事の元となった情報と比較して、Midjourneyは大きく進化しています。

当時(2024年後半):

  • V6が最新モデル
  • 動画生成は未リリース
  • パーソナライゼーションは限定的
  • Discord中心の利用

現在(2026年1月):

  • V7(完全新設計アーキテクチャ)
  • V1 Video(画像→動画生成)
  • パーソナライゼーションがデフォルト
  • Web版がメインプラットフォームに
  • Niji 7(アニメ特化モデル)
  • 無料トライアル廃止

画像生成AIの競争が激化する中、Midjourneyは「美的センス」と「パーソナライゼーション」で差別化を図っています。

ビジネス活用シナリオ

1. マーケティング・広告

活用例:

  • SNS広告のビジュアル作成
  • バナー広告のバリエーション生成
  • キャンペーンビジュアルのプロトタイピング

メリット:

  • 素材制作コストの削減
  • 高速なイテレーション
  • 多様なバリエーション検証

2. 商品企画・デザイン

活用例:

  • 製品コンセプトの可視化
  • パッケージデザインの検討
  • プレゼン資料用イメージ作成

メリット:

  • デザイナーの負担軽減
  • アイデア検証の高速化
  • クライアントとのコミュニケーション円滑化

3. コンテンツ制作

活用例:

  • ブログ記事のサムネイル
  • オウンドメディアのビジュアル
  • 電子書籍のカバー画像

メリット:

  • ストックフォト不要
  • オリジナリティの高い素材
  • ブランド一貫性の維持

4. 採用・HR

活用例:

  • 採用バナーの作成
  • 社内報のビジュアル
  • 会社紹介資料のイメージ

メリット:

  • 人物写真のプライバシー問題回避
  • 多様性のあるビジュアル作成
  • 企業イメージに合った素材

導入時の注意点

1. 著作権・法的リスク

確認事項:

  • 生成した画像の商用利用条件
  • 既存の著作物との類似性チェック
  • クライアントワークでの利用規約

2. ブランドガイドライン

考慮事項:

  • AI生成であることの開示要否
  • 企業ブランドとの整合性
  • 品質基準の設定

3. セキュリティ

Pro/Megaプランの推奨理由:

  • Stealth Modeで非公開生成
  • 機密性の高いプロジェクトに対応
  • プロンプト・画像の漏洩防止

企業でのAI活用支援

Midjourneyをはじめとする画像生成AIは、ビジネスの様々な場面で活用可能です。しかし、効果的に活用するには、ツールの特性理解とワークフローへの統合が重要です。

TIMEWELLでは、WARPコンサルティングを通じて、Midjourneyを含む最新のAIツールの効果的な導入・活用方法を支援しています。元大手企業のDX・データ戦略専門家が、月次更新で最新のAIツール活用をサポートします。

また、ZEROCKでは、エンタープライズ向けのAI活用基盤を提供し、画像生成AIを含むさまざまなAIツールとの連携を可能にしています。

まとめ

Midjourney V7は、画像生成AIの新時代を切り開くモデルです。

本記事のポイント:

  • V7は完全新設計のアーキテクチャ(2025年4月リリース)
  • パーソナライゼーションがデフォルトで有効化
  • V1 Videoで画像から5-21秒の動画生成
  • Niji 7はアニメ特化モデル(2026年1月)
  • 料金:Basic $10/月〜Mega $120/月
  • 無料トライアルは廃止

Midjourneyは、単なる「画像生成ツール」から「ビジュアルコンテンツ生成プラットフォーム」へと進化しました。写実性、美的センス、パーソナライゼーションという強みを活かし、ビジネスの様々な場面で活用できる可能性を秘めています。

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