株式会社TIMEWELLの濱本です。
大田区では、SDGsの達成に向けて、地域の商店街や町工場を支援するために、副業プラットフォームを立ち上げています。このプラットフォームでは、様々な分野の専門家が副業として地域の事業者をサポートしています。今回は、そのプラットフォームに参加している内藤宣仁氏に、取り組みの内容や成果について伺いました。
地域支援への想いを実現する場としての大田区SDGs副業プラットフォーム
大田区SDGsに参加した背景を教えてください。
内藤氏:私は本業で東北復興支援に関わった頃より、地域支援に興味があり、東北復興支援のプロボノ活動や東南アジアのNGO支援などに携わってきました。現在も本業ではICTを活用し一次産業を起点とした地域活性化支援を行っており、それ以外で自分の住んでいる地域でも何か貢献できないかと考えていたところ、大田区のSDGs副業プラットフォームを知り、共感を持って応募しました。大田区は商店街が多い地域であり、地域と関わりを多く持ってきた自分のスキルを生かせる場だと感じました。
参加にあたっての期待や不安はありましたか?
内藤氏:参加にあたっては、どのような方をご支援していくのか、自分のスキルがうまく活かせるのかという不安は一方でありました。しかし、初回のミーティングで大田区の区商連の方の統率力や、区の方々の話を聞いて、自分はこれまでの経験を生かしながら取り組めばいいのだと思えるようになりました。また、大田区から離れた地域に住んでいることもあり、オンラインでのコミュニケーションがうまくいくか不安でしたが、コロナを経てオンラインでのやり取りが一般的になったこともあり、大きな問題なく進めることができました。
LINEを活用した商店街支援プロジェクトの内容と成果 参加されているプロジェクトの内容を教えてください。
内藤氏:私は大田区のSDGs副業プラットフォームで、LINEを活用した商店街の支援プロジェクトに取り組んでいます。4名のメンバーがそれぞれ担当の店舗を持ち、4ヶ月間伴走しながら、LINEを使った集客やリピーター増加、業務改善などを一緒に考えて進めています。店舗の状況に応じて目標を定め、LINEの活用方法をアドバイスしています。
プロジェクトの中で印象的だったエピソードや達成感を感じた出来事はありますか?
内藤氏:参加されている店舗の方々は、本業をされながらLINEの活用に取り組んでいます。皆さん非常に真摯に向き合ってくださり、こちらが出した宿題にしっかり取り組んでいただけることが印象的でした。
LINEを使って店舗の仕組みが出来上がっていく過程で、友達数の増加など目に見える成果が出たときは、お互いに達成感を感じることができました。また、紹介キャンペーンを実施した店舗では、初めは身近な方においても伝わっていないことも多かったが、根強く続けていくことで徐々に紹介クーポンが使われるようになり、お互いに施策をやってみてよかったと実感できました。一方で、色々な動きをしたものの友達数の伸びが目標に達しないこともあり、母数を増やすことの難しさも感じました。
副業での地域貢献とスキル活用がもたらす効果
大田区SDGsに参加して、ご自身にどのような影響がありましたか?
内藤氏:本業とは異なる立場で、自分の学んだ内容を生かして商店の方々の支援ができたことは、自信につながりました。商店の方々と直接話をして、実際に店舗の仕組みづくりを行うことは、本業でも役立つスキルの習得につながっていると感じ本業・副業双方にプラスになっていると思います。また、2年間商店街の方々とお話してきて、改めて地域の方々とお話することは好きだなと認識し、自分の住んでいる地域のことをより興味を持って接することができたこともまたスキル習得とは違う点で得られたことだと感じています。
今後、大田区SDGsでどのような取り組みをしていきたいですか?
内藤氏:大田区SDGs副業プラットフォームでの2年間の経験から、地域の商店主の方々との信頼関係を築き、LINEを活用した店舗支援により成果を上げてきました。今後は、初めてLINEを導入する店舗さんの立ち上げ支援をよりスムーズに行えるよう、導入時のポイントを事前に整理していきたいと思います。また、この取り組みは大田区に限らず、他の地域でも必要とされていると感じています。行政の伴走支援を行うONE Xさんと協力しながら、このモデルを他の地域にも広げていけるとよいですね。
