株式会社TIMEWELLの濱本です。
近年、AIの発展により様々な分野で革新が起きていますが、モバイルアプリ開発の世界にも新たな波が訪れています。そんな中、プログラミング知識がなくてもアプリが作れるAIツール「Rork」が登場しました。
Rorkは、ユーザーが自然言語で入力したアイデアやコンセプトを解釈し、自動的にモバイルアプリのコードを生成するツールです。React Nativeをベースに開発されているため、iOSとAndroidの両プラットフォームに対応したアプリを一度に作成できるのが大きな特徴です。
非エンジニアでもアプリ開発に参入できる敷居の低さから、リリース以降大きな注目を集めています。このツールは、アプリ開発の民主化を推し進める革新的なソリューションになるのでしょうか。本記事では、Rorkの概要と可能性について解説します。
Rorkができること - 自然言語からのアプリ自動生成 Rorkの特徴 - クロスプラットフォーム対応とコードカスタマイズ Rorkの活用シーン - プロトタイピングからMVP開発まで 実際にRorkを利用してみた! ノーコードでのアプリ開発を実現するRork可能性と課題 Rorkができること - 自然言語からのアプリ自動生成
Rorkの中核をなすのは、自然言語で書かれた指示からモバイルアプリのコードを生成する機能です。ユーザーは「タスク管理アプリを作って」「食事記録アプリが欲しい」といったシンプルな命令を入力するだけで、その内容を解釈し、求められた機能を持つアプリの基本的なコードを自動で組み上げていきます。
生成されるコードは本格的なReact Nativeアプリの骨格で、単なるデモではありません。複数の画面とその遷移、基本的なデータ入力と保存、ユーザー認証など、アプリに必要な主要機能は一通り揃っています。従来なら数日から数週間はかかっていた工程が、Rorkなら数分で完了します。
さらに、Expoとの連携により、生成したアプリをすぐさまシミュレーターで起動して動作確認できるのも魅力で、思いついたアイデアを即座に形にし、フィードバックを得ることができます。
Rorkの特徴 - クロスプラットフォーム対応とコードカスタマイズ
RorkのベースとなっているのはReact Nativeです。React Nativeを用いることで、iOS・Android両対応のアプリを同時に開発できます。ふたつのプラットフォーム向けにそれぞれコードを書く必要がないため、大幅な工数削減が見込めます。
また、自動生成されたコードは、そのままでも十分に機能しますが、もちろん後からの編集も可能です。プログラミングの知識があれば、コード上で機能の追加や細かなカスタマイズを施すこともできます。これにより、Rorkは単なるプロトタイピングツールに留まらず、実用的なアプリ開発ツールとしても活躍します。
ただし、現時点ではフロントエンドの自動生成がメインで、バックエンドやデータベース連携については、別途対応が必要な点には注意が必要です。この点については、今後のアップデートに期待したいところです。
Rorkの活用シーン - プロトタイピングからMVP開発まで
Rorkの高速なアプリ生成能力は、様々な場面で威力を発揮します。たとえば、新しいサービスのアイデアを練っているスタートアップにとって、Rorkは強力なプロトタイピングツールになります。着想から最短でアプリの形にし、ユーザーの反応を確かめることができます。リソースが限られる初期段階では、Rorkの導入で大きなスピードアップが期待できるでしょう。
また、エンジニアリソースが不足している中小企業や個人の開発者にもRorkは役立ちます。外注に頼らずとも自前でアプリを作れるため、コストを大幅に抑えられます。事業に必要な独自のツールや顧客向けアプリの開発などに活用できます。
さらに、スタートアップがMVP(Minimum Viable Product)を開発する際にもRorkは有用です。市場投入に必要最小限の機能に絞り、素早くアプリをリリースすることが肝要なMVP開発において、Rorkの自動生成機能は大きな助けになるはずです。
実際にRorkを利用してみた!
Rorkは無料でもある程度利用できます。今回は利用方法と使ってみた感想についてお伝えします。
1.まずRorkにログインします。
2.アカウントの作成が求められますので、Gmailなどを用いてアカウントを作成します。
3.ログインができたら、作りたいアプリの内容をプロンプトに書き込みます。今回は「天気予報アプリ」を作成してください」のみ記入します。
4.実行をボタンを押すと、、、3〜5分程度で自動的にアプリを作成してくれました!めちゃくちゃ簡単です!
右上のアイコンにあるように、iPhone、Android、Web版それぞれへアプリ実装の連携ができており、簡単にテスト実装できるも強みです。
また右上の「Publish」というボタンを押すだけて、簡単に実装もしてくれます。
他のユーザー設定の画面なども勝手に実装できています。
ただ中身についてはまだスカスカのようで、表面上のUIしか出来ておらず、追加の画面実装やデータのAPI連携などは別途プロンプトを利用して作成する必要があります。
無料版では1日に5回しか、生成AIやり取りをすることができないので、注意してください。ちなみに利用している生成AIのモデルはCloudeのsonnet3.5、3.7になります。それ以上のやり取りが必要な場合は、アップグレード(有料課金)をすることで対応が可能になります。
ノーコードでのアプリ開発を実現するRork可能性と課題
Rorkは、プログラミングスキルがなくてもアプリ開発ができる新しい選択肢を提示するツールです。高度なアプリ開発の知識がなくとも、自然言語でアプリのアイデアを伝えるだけでプロトタイプを作れるRorkは、間違いなくアプリ開発の間口を広げる画期的なソリューションと言えます。
ビジネスの現場では、ITリソースの不足に悩まされることも多々あります。Rorkは、そうしたノンエンジニアにもアプリ開発の主導権を与え、エンジニアとのコミュニケーションロスを解消する助けになるでしょう。
一方で、Rorkにも現時点ではいくつかの課題があります。バックエンド機能の実装やプラットフォーム固有の高度な機能への対応など、カバーできる範囲は現状まだ限定的です。複雑なアプリ開発には、従来の手法を組み合わせる必要があるでしょう。Rorkはまだ登場したばかりのホットなツールです。今後のアップデートで、適用範囲がさらに広がっていくことが期待されます。アプリ開発の民主化を加速するRorkから、今後も目が離せません。
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