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三菱地所・岡田駿三さんの挑戦 ~大企業社員から食物アレルギー対策の起業家へ~|TIMEWELL

2026-01-21濱本

Rocket Pitch Night Spring 2024 「People’s Choice Award受賞」

三菱地所・岡田駿三さんの挑戦 ~大企業社員から食物アレルギー対策の起業家へ~|TIMEWELL
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株式会社TIMEWELLの濱本です

株式会社TIMEWELLの濱本です。

新規事業の立ち上げは、アイデアだけでなく行動力も必要だ

新規事業の立ち上げは、アイデアだけでなく行動力も必要だ。では、実際にどのように事業を立ち上げ、将来の展望を描いているのだろうか? 三菱地所株式会社の岡田駿三さんは、個人的な経験から食物アレルギー予防の離乳食事業を構想。社内ビジネスコンテストを経て、始動プログラムに参加し、シリコンバレーでの経験も活かしながら、グローバル展開を視野に入れた事業化に挑戦している。本記事では、岡田さんの挑戦の軌跡と将来の展望について詳しく紹介する。

三菱地所社員が挑む、食物アレルギー予防離乳食の新規事業  サラリーマンから起業家へ: 家族の影響と社内経験が導いた新たな挑戦 始動プログラムが開いた新たな世界:仲間との絆が育む起業家精神と事業の進化 「1日1アクション」で進める離乳食事業: アレルギー対応離乳食の実現に向けて、仲間づくりへの熱い思い

オフィスビル・商業施設・ホテル・物流施設等の開発、賃貸。国内外での収益用不動産の開発、販売。住宅用地・工業用地等の開発、販売。空港・余暇施設等の運営。不動産の仲介・コンサルティング。資産運用事業。

三菱地所ホームから三菱地所に出向し、住宅事業に関わる新会社設立、新事業の立案推進業務に携わる。個人的経験から子供の食物アレルギーへの対応に関心を持つ。社内ビジネスコンテストを経て、食物アレルギーの発症予防を目指した離乳食に関する事業アイデアを立案したが最終審査で落選。その後は個人での活動として該当分野での新規事業を推進中。始動9期生として参加し、シリコンバレーでの経験を活かしながら事業展開を目指す。始動終了後は、事業ブラッシュアップ、仲間づくりなどを目的にピッチコンテストなどに定期的に参加:Rocket Pitch Night Spring 2024 「People’s Choice Award受賞」。

三菱地所社員が挑む、食物アレルギー予防離乳食の新規事業

三菱地所ホームという住宅メーカーに勤めていて、現在は

三菱地所ホームという住宅メーカーに勤めていて、現在は出向で三菱地所に所属し、住宅系の新規事業を担当しています。

今回始動に参加したプロジェクトは、住宅とは全く関係ない、食物アレルギーの発症予防になる離乳食の「はつたべ」というタイトルのものです。

元々は子供が生まれた時に育児休業を取って、気合いを入れて0から離乳食を作っていたのですが、その離乳食で子供が卵アレルギーを発症してしまいました。そこで気づいたのですが、離乳食は自分で調べないと作り方がわからず、ちゃんとしたガイドもないので、火の入れ方や量も含めて、本当にこれであっているのかと不安になります。

自分が作った離乳食で子供が苦しんでいるのを見て、「なぜこんなに不便なんだろう」「代わりのプロダクトがないのはおかしいな」と思ったのが、この事業を考えるきっかけでした。

ーーーーー三菱地所と食物アレルギーって距離がある感じがしますが、なぜ繋がったのですか。

もともと完全に僕の個人的な経験から起案しているので、三菱地所の

もともと完全に僕の個人的な経験から起案しているので、三菱地所の既存事業とは全く関係はないのですが、育児休暇から復帰するときに社内でビジネスコンテストが始まり、「飛び地のアイデアもOK」という話だったので、何にも考えずにそこに出してみました。

最終的には、三菱地所は不動産デベロッパーなので、食事やアレルギーという全然違う分野は会社としてはリスクが大きいという判断で、「難しい」という結論に至り、それなら個人でやるのも選択肢としてあると考え、始動に応募しました。

サラリーマンから起業家へ: 家族の影響と社内経験が導いた新たな挑戦

ーーーーー学生の頃から起業は考えていたのですか? 昔からすごく起業家タイプだったかというと全くそうではなく、どちらかといえば真面目なサラリーマンタイプの人生を歩んできました。

ただ、今の僕につながるきっかけは2つあると思っています。

1つ目は家族の影響で、両親は安定した会社への

1つ目は家族の影響で、両親は安定した会社への就職を希望していましたが、実は父は起業していましたし、おじいちゃんやひいおじいちゃんも事業を起こしています。その姿を見て育ち、どこかで「起業ってかっこいいな」という思いがありました。

2つ目は大学時代のサークル経験で、部長をやっていたのですが、同期30人から「お前にはついていかない」と言われ、組織を引っ張ることの難しさを痛感したことがありました。

でも、その時に自然とミッションやビジョンを考えて、それで組織が動き出すことや、1つの目標に向かって皆で動く事の面白さを感じていました。この2つの経験が、今の僕に繋がってきている気がします。

ーーーーー社会人になってから起業を意識するタイミングがあったのですか。

最初はそんな意識はなかったのですが、僕のキャリアは少し変わっていて、入社して12年で13、4部署を経験しているんです。兼務も含めると4部署を同時に担当したこともあります。

そんな感じで、ずっと初めての

そんな感じで、ずっと初めてのことが続くと、だんだん新しい事に対しての抵抗感がなくなっていきました。

転機になったのは育休でした。そこで食物アレルギーという課題に直面し、復帰した年に社内ビジコンがあり、実際に挑戦してみると、その世界がすごく面白くて、自分自身もやる気になってきて、そこから徐々に動き始めた感じです。

ーーーーー本気で動き出したきっかけはあったりするのですか。

本気で動き出したきっかけは、自分の中での葛藤からでしたね。社内ビジコンに2回落ちて、「やりたい」って言いながら実際には何も作っていない。会社も辞めていない。そんな自分に危機感を感じて、本気で変わりたいと思って始動に応募したのです。

正直、まだ完全に起業家モードには切り替わっていないと感じています。でも、今はみんなでちゃんとトラクションを残そうと話し合っていて、その覚悟は決まったと思っています。

始動プログラムが開いた新たな世界:仲間との絆が育む起業家精神と事業の進化

ーーーーー始動プログラムに参加してみていかがでしたか。

まず、今まで僕がどれだけ狭い世界にいたのかというのがすごくよくわかりました。

僕なんかより遥かにすごい人たちが、ものすごく熱心に動いているのを目の当たりにして、全然世界が違うというのを強烈に感じました。

デザイン思考についても、僕は前から興味があって独学で勉強していましたが、始動では体系的に学べて、さらにアウトプットまでできる。本当に1から全部新鮮に学べました。

シリコンバレーでは、特に現地の起業家の方々の行動量と覚悟の

シリコンバレーでは、特に現地の起業家の方々の行動量と覚悟の違いを目の当たりにして、レベルの違いを実感しました。自分に必要なことを自然と感じ取ることができた気がします。

ーーーーー同期の仲間との絆もすごくありますね。

始動プログラムに参加して本当に良かったのは、仲間とのつながりですね。

この年齢になって、夜中まで夢や希望を語り合うことなんてなかなかないと思いますが、みんな真剣に話し合いますし、オンライン上でも、夜中に突然「話そう!」と、10人くらいすぐに集まってしまうフットワークの軽さがとてもいいなと感じました。こんな風に腹を割って話せる仲間ができたのは本当に貴重な経験だと思います。

ーーーーー起案した時と始動プログラムの後では、事業案って結構変わりましたか?

プロダクト自体は大きく変わっていないのですが、9月に始動に応募した時と今では、提供価値や、顧客課題についての捉え方は全然違う視点を持てるようになりました。

最初は「親の苦労を軽減する」「家事をサポートする」という考えでしたが、色んな人と話をしていく中で、発症予防が本当の目的だと気づいたのです。これは僕にとって大きな転換点でした。

ーーーーー実際に動き始めて、苦労したことはありますか?

実際にMVPとかプロトタイプ作るために本当に動き出すと今まで大丈夫だったものがダメだったり、色々と問題が出てきます。ただそれを身をもって経験することで、やっと動き始めた事を実感しています。苦労というより、やりがいを感じていますね。

▼始動9期シリコンバレー派遣メンバーとのコミットメントの様子

「1日1アクション」で進める離乳食事業: アレルギー対応離乳

「1日1アクション」で進める離乳食事業: アレルギー対応離乳食の実現に向けて、仲間づくりへの熱い思い

ーーーーー今はどんなネクストアクションを考えていますか?

今、僕が意識しているのは「1日1アクション」です。それでも少ないと言われそうですが、帰って来てから必ず行うようにしています。それも、メールなどではなく、プロトタイプ作りやMET検証、チーム作りなど、具体的な目標を立てて、毎日必ず1つは進めるようにしています。これを続けることで次々と新しいタスクが生まれてくるので、要するに、自分を追い込んで動き続けることが大切だと実感しています。

プロトタイプに関しては、具体的なスケジュールも見えてきました。秋頃に使いたいっていう人が多いので、遅くとも10,11月にはMVP検証でも良いので提供開始したいですね。これからが本番だと思っています。

ーーーーー最後に一言メッセージをお願いします。

食物アレルギー対応の離乳食事業について、僕は熱意とやる気は十分にあり、今は自分で勉強しながら、離乳食アドバイザーの資格も取ろうとしています。

しかし、正直なところ、ファイナンスのことや事業の進め方など、わからないことだらけなので、経験豊富な起業家の先輩方に、ぜひアドバイスをいただきたいと思っています。

また、子育て中の方や食物アレルギーで悩んでいる方、単純に興味を持ってくださった方、どなたでも構いません。一緒にお話しできたらと思います。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ連絡してください。一緒に、この問題に取り組んでいけたら嬉しいです。

▼始動後のご活躍:Rocket Pitch Night Spring 2024 「People’s Choice Award受賞」時

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