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「あらゆる取引の源泉になる」イーロン・マスクのX Money構想は、ジャック・ドーシーが破れた夢の先にあるのか

2026-02-14濱本 隆太

イーロン・マスクのX Money構想の全貌を徹底解説。1999年のX.comから始まる金融ビジョン、ジャック・ドーシーのWeb5の挫折、第一原理思考による金融の再設計、xAIとの融合がもたらす未来まで、初心者にもわかりやすく解き明かします。

「あらゆる取引の源泉になる」イーロン・マスクのX Money構想は、ジャック・ドーシーが破れた夢の先にあるのか
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こんにちは、TIMEWELLの濱本です。今日はテック関連のサービスご紹介です。

2026年2月、イーロン・マスクはxAIの全社会議で、こう宣言しました。

「X Moneyは、あらゆる取引の源泉になる。」

原文はこうです。"This project is really designed to be the place where all money is, the central source of every monetary transaction. It will truly be a turning point." つまり、すべてのお金が集まる場所、すべての取引の中心になる、と。ターニングポイントだ、と。

正直、最初にこの発言を見たとき、私は「またマスクの大風呂敷か」と思いました。しかし調べれば調べるほど、今回は本気だと感じています。彼が20年以上前に夢見て一度は破れた金融アプリ構想の再始動であり、皮肉なことに、Twitterの創業者ジャック・ドーシーが夢見て挫折した道でもある。この記事では、その全貌を初心者の方にも分かるように解き明かしていきます。

X Moneyとは何か。なぜ「ただの送金アプリ」ではないのか

マスクの野望の中心にあるのは、X(旧Twitter)を生活のあらゆる営みを飲み込む万能アプリ、いわゆるEverything Appへと変貌させることです。メッセージも、ニュースも、動画も、買い物も、そしてお金のやり取りも、すべてXの中で完結する世界。その血液循環を担う心臓がX Moneyです。

すでにXは米国41州で送金業者ライセンスを取得し、FinCEN(金融犯罪取締ネットワーク)にも登録済み。決済の巨人Visaとの戦略的提携も2025年1月に発表されました。Visa Directの仕組みを使い、デビットカードをX Walletに紐づけるだけで、リアルタイムの送金が可能になります。

ここまでなら、VenmoやPayPalと大差ないように聞こえるかもしれません。違いは、その先にあります。

2026年2月14日のCoinDesk報道によれば、Xのプロダクト責任者ニキータ・ビアーが「Smart Cashtags」という新機能を発表しました。タイムライン上のティッカーシンボル、たとえば$TSLAや$BTCをタップするだけで、その場で株式や暗号資産を売買できるようになる。数週間以内にローンチ予定とされています。

想像してみてください。朝、Xのタイムラインでテスラの決算ニュースを見る。「買いだ」と思った瞬間、アプリを切り替えることなく、その場で株を購入できる。友人がバズった投稿の収益は、数日後ではなくリアルタイムでウォレットに入金される。飲み会の割り勘も、LINEで「振り込んで」とやり取りする代わりに、Xのメッセージから直接送金が完了する。

X Moneyの主な機能 具体的に何が変わるのか
P2P送金(Visa Direct連携) 友人やクリエイターへの送金が、メッセージを送るのと同じ感覚で完了する
株式と暗号資産の取引(Smart Cashtags) ニュースを読んだその場で、アプリを切り替えずに売買が完結する
デジタルウォレット 資金をX内に保管し、あらゆる支払いの起点にできる
クリエイター収益化 広告収益やチップがリアルタイムでウォレットに反映される

これは送金アプリの話ではありません。SNSの中に金融システムそのものを埋め込もうとしている。6億人の月間アクティブユーザーを抱え、目標は10億人。Xのサブスクリプション事業はすでに年間経常収益10億ドルを突破しています。この規模のプラットフォームが本気で金融に乗り出したとき、何が起きるのか。

1999年のX.com。マスクが最初に見た夢の話

ここで少し時計を巻き戻させてください。

1999年3月、27歳のイーロン・マスクは、自らの資金1200万ドルを投じてX.comというオンライン銀行を創業しました。銀行、証券、保険、あらゆる金融サービスをインターネット上のワンストップで提供する。それが彼の原点です。

翌年、X.comはピーター・ティールが率いるConfinityと合併。しかし社内で路線対立が激化し、マスクはCEOの座を追われます。彼が描いた「すべてを統合する金融ハブ」の夢は、PayPalという決済サービスに矮小化されました。2002年、eBayがPayPalを15億ドルで買収。マスクの金融ビジョンは、ここで一度、完全に途絶えます。

余談ですが、マスクがX.comのドメインを買い戻したのは2017年のこと。「感傷的な価値がある」と語っていましたが、今振り返れば、あの時点ですでに彼の頭の中にはリベンジの青写真があったのかもしれません。

そして2022年、マスクはTwitterを440億ドルで買収し、社名をXに変更。20数年の時を超えて、X.comの夢を再起動させたのです。今度は6億人のユーザーベースと、xAIという最終兵器を携えて。

ジャック・ドーシーの理想と挫折。なぜTwitterは金融帝国になれなかったのか

実は、Twitterを金融プラットフォームにするという構想は、ジャック・ドーシーも熱心に追い求めていました。

2021年9月、ドーシーはTwitterにBitcoin Lightning Networkを使った投げ銭機能を導入。Strike経由でBitcoinのチップを送り合える仕組みです。2022年1月にはNFTプロフィール画像の認証機能も実装。ドーシー自身の初ツイートが290万ドルでNFTとして売却されたのは、この流れの象徴的な出来事でした。

彼のビジョンは独特でした。一部のベンチャーキャピタルが支配する「Web3」を批判し、Bitcoinを唯一の基盤とした真に分散化されたインターネット「Web5」を提唱したのです。Web2の使いやすさとWeb3の分散性を融合させる。「Web5はインターネットへの最も重要な貢献になるだろう」と、彼は本気で語っていました。

2021年夏、ドーシーは自らが率いるSquare(現Block)内にTBD部門を設立。非カストディアル(ユーザー自身が資産を管理する)で、パーミッションレス(許可不要)な分散型金融サービスの基盤を構築する。社名もSquare Inc.からBlock Inc.に変更し、ブロックチェーンへの本気度を示しました。

しかし、彼の高潔な理想は、ビジネスの厳しい現実の前に崩れ去ります。

SquareとTwitterの利益相反という構造的ジレンマ

2015年の時点で、ロイターはすでに「TwitterとSquareの利益が収束する中、CEOドーシーは利益相反のリスクを冒している」と報じていました。ドーシーは両社のCEOを兼任しながら、Twitterで金融サービスを推し進めれば、自らが率いるSquareのCash Appと競合してしまう。この構造的な矛盾が、彼の決断を鈍らせ続けました。

スコット・ギャロウェイの分析によれば、ドーシーは時間の90%をSquareに費やし、Twitterのパフォーマンスは低迷していた。活動家投資家のエリオット・マネジメントからの圧力もあり、2021年12月、ドーシーはTwitterのCEOを辞任。Blockの事業に専念する道を選びます。

市場の逆風とWeb5の終焉

2022年以降、暗号資産市場は厳しい冬の時代に突入しました。インフレと金利上昇で、株主は壮大な未来の話より目先のリターンを求めるようになった。Blockの株価は2021年のピークから80%以上暴落。理想を追い求める体力は、もはや残されていませんでした。

2024年11月、BlockはTBD部門の段階的終了を発表。従業員の大部分がレイオフされました。同時期に、Jay-Zの音楽ストリーミングサービスTidalへの投資も縮小。ドーシーが株主に宛てた手紙には、ビジネスレンディングへの集中が記され、暗号資産やBitcoinへの言及は一切ありませんでした。

Web5の夢は、事実上ここで終わりを告げたのです。

ところで、ドーシーが持っていたスーパーアプリの構成要素を振り返ると、実はかなり揃っていました。P2P送金と暗号資産取引のCash App、後払い決済のAfterpay、音楽のTidal、マーチャント決済のSquare。ギャロウェイは「ソーシャルをプラットフォームに組み込むことがアメリカ初のスーパーアプリへの論理的な次のステップだ」と指摘していました。しかしドーシーは、そのソーシャルの部分、つまりTwitterを手放してしまった。個人的には、これが最大の戦略的ミスだったと考えています。

マスクとドーシー。似て非なる二人の天才が見た未来

二人のビジョンを並べてみると、根本的な思想の違いが浮かび上がります。

ドーシーはBitcoinという特定の技術と、分散化という理想にこだわりました。VCに支配されないインターネット、ユーザーが自分のデータを自分で管理する世界。それ自体は美しい思想です。しかし、その美学に殉じた結果、ビジネスとして前に進めなくなった。

マスクは違います。目的はユーザーにとっての圧倒的な利便性であり、手段にはこだわらない。Visaという既存の金融インフラも、暗号資産も、AIも、使えるものは何でも使う。この冷徹なまでの実用主義が、X Moneyを恐るべき存在にしています。

比較軸 イーロン・マスク(X Money) ジャック・ドーシー(Web5)
根本思想 ユーザー体験の最大化。手段は問わない 分散化とユーザー主権。Bitcoinが唯一の正解
技術選択 Visa、暗号資産、AI、何でも組み合わせる Bitcoin原理主義。他のブロックチェーンは認めない
エコシステム X(6億ユーザー)、Tesla、SpaceX、xAI Block単体。Twitterは手放した
資本力 SpaceXとxAIの合併で評価額1.25兆ドル Block株は80%下落。投資余力を喪失
推進体制 強力なトップダウン。反対者は排除する 利益相反と株主圧力に挟まれ、身動きが取れなかった

ドーシーが「どう作るか」という美学に囚われたのに対し、マスクは「何を作るか」という結果にのみコミットしている。この違いは決定的です。

第一原理思考で金融の「常識」を分解する

マスクの思考法を理解するには、「第一原理思考」を知る必要があります。これは古代ギリシャの哲学者アリストテレスに遡る考え方で、物事を「昔からこうだから」という常識ではなく、「これ以上分解できない基本的な事実」まで戻して再構築するアプローチです。

マスクはこの思考法でSpaceXのロケットコストを100分の1に下げ、Teslaの電池コストを劇的に削減しました。では、これを金融取引に当てはめるとどうなるか。

「なぜ送金に2〜3日もかかるのか?」

物理的な制約はありません。お金の正体はデジタルデータであり、データは光の速さで地球の裏側まで届きます。遅いのは、複数の銀行や決済ネットワークを経由するレガシーなバッチ処理システムが原因です。第一原理で考えれば、送金は瞬時に完了すべきもの。X MoneyがVisa Directと組んでリアルタイム送金を実現しようとしているのは、この発想の直接的な帰結です。

「なぜ取引手数料が2.9%もかかるのか?」

米国の中小企業は年間1600億ドル、日本円にして約24兆円ものクレジットカード処理手数料を支払っています。この手数料の内訳を分解すると、カード発行銀行、決済ネットワーク(VisaやMastercard)、アクワイアラー(加盟店契約会社)、決済代行業者と、何層もの中間業者がそれぞれマージンを取っている。

第一原理で考えれば、AさんからBさんにデータを移すだけの行為に2.9%のコストがかかる物理的な理由はありません。中間業者を減らせば、手数料は劇的に下がる。X Moneyが目指しているのは、まさにこの中間層の圧縮です。P2P送金を無料にし、プラットフォーム上の取引ボリュームで収益化するモデルが想定されています。

「なぜ銀行口座、証券口座、暗号ウォレットがバラバラなのか?」

これも物理的な必然性はありません。歴史的な経緯と規制の縦割りが原因です。第一原理で考えれば、お金は一つの場所で管理し、あらゆる用途に使えるべき。X Moneyが送金、株式取引、暗号資産をひとつのウォレットに統合しようとしているのは、この考え方の実装そのものです。

既存の「常識」 第一原理で分解した事実 X Moneyのアプローチ
海外送金は数日かかる データの移動に物理的な遅延はない Visa Directでリアルタイム送金
決済手数料は2〜3%が相場 中間業者の多層構造がコストの原因 P2P無料化、中間層の圧縮
口座は用途別に分かれている 規制と歴史的経緯による縦割り ウォレットに送金、株式、暗号資産を統合
金融サービスは銀行が提供するもの ライセンスがあれば誰でも提供できる 41州でライセンス取得済み

私の見立てでは、第一原理思考を金融に徹底適用した場合、現在の取引コストは理論上、10分の1以下に圧縮できる可能性があります。もちろん規制コストやセキュリティコストはゼロにはなりませんが、中間業者のマージンを削るだけでも、その効果は絶大です。

銀行が「ただの箱」になる日。既存金融プレイヤーとの避けられない衝突

X Moneyの出現は、PayPalやVenmoを過去のものにするだけの話では済みません。銀行そのものの存在意義が問われることになります。

Thoughtworksのアナリストは、こう警告しています。X Moneyのようなプラットフォームがユーザーの資金を預かり始めると、銀行は顧客との接点を失い、単にライセンスを保有して資金を保管するだけの存在に成り下がるリスクがある、と。

これは大げさな話ではありません。インドでは、すでに銀行のモバイルアプリ経由の即時決済は全体の5%にも満たない。大半はPhonePeやGoogle Payといったサードパーティのウォレットが処理しています。銀行は裏方のインフラに追いやられ、顧客の顔が見えなくなっている。

X Moneyが6億人のユーザー基盤の上で、より快適で低コストな体験を提供し始めれば、同じ現象が世界規模で加速するでしょう。

各プレイヤーへの影響を整理する

既存プレイヤー X Moneyがもたらす脅威 想定される対抗策
PayPalとVenmo X内で完結する送金体験に顧客を奪われる 即時利息付き残高、独自のSNS機能強化
Cash App(Block) 同じ「スーパーアプリ」を目指す直接競合 クリエイター向け機能の差別化
Apple PayとGoogle Pay 決済だけでなく金融商品まで統合されると優位性が薄れる 組み込み型融資やリワードの拡充
Zelle(銀行連合) 銀行アプリの外で取引が完結してしまう オープンバンキングAPIの開放
従来の銀行 顧客接点の喪失、ライセンス保有者への格下げ API駆動型のプラットフォーム戦略への転換

Thoughtworksの分析で印象的だったのは、「各取引が他所に移行するたびに、銀行は顧客エンゲージメントの機会とデータインサイトを失う」という指摘です。一つひとつの少額決済は取るに足らないように見えても、その積み重ねが顧客の行動データであり、次の金融商品を提案するための生命線なのです。

JPMorganが組み込み型決済を開発し、スペインのBBVAがオープンバンキングを推進しているのは、この危機感の表れでしょう。しかし、レガシーなシステムを抱えた大手銀行が、マスクのスピードについていけるかどうか。正直なところ、私は懐疑的です。

Visa提携の巧みさ

ここで注目すべきは、マスクがVisaを敵に回すのではなく、味方に引き込んだという点です。Visaの決済レールと信頼性を活用しつつ、その上にX独自の金融エコシステムを構築する。既存の金融インフラを破壊するのではなく、その上に乗っかって支配する。この戦略は、ドーシーが既存システムを否定してBitcoinだけで新しい世界を作ろうとしたアプローチとは対照的です。

xAIとの融合。金融経済の完全なるアップデート

2026年2月、マスクはSpaceXによるxAIの買収を発表しました。合計評価額は1.25兆ドル。SpaceXが1兆ドル、xAIが2500億ドルという、史上最大規模の企業統合です。

この合併の意味は、単にAI企業と宇宙企業がくっついたという話にとどまりません。X(SNSと金融)、xAI(人工知能)、SpaceX(宇宙通信インフラ)、Tesla(自動運転と決済端末になりうる車両)が、一つの経済圏として統合される。人類史上、これほどの規模で技術と金融が融合した例はありません。

xAIが金融に組み込まれたとき、何が起きるのか。具体的に考えてみます。

あなた専属のAIファイナンシャルアドバイザー

xAIのGrokがあなたのXでの行動、投稿内容、フォローしているアカウント、購買履歴を分析し、あなたの人生設計に合った金融商品をリアルタイムで提案してくる。住宅ローンの借り換え時期、保険の見直しタイミング、投資ポートフォリオのリバランス。従来、富裕層だけが享受していたプライベートバンキングのようなサービスが、X Moneyのユーザー全員に開放される可能性があります。

不正検知とリスク管理の自動化

AIが取引パターンをリアルタイムで監視し、不正取引の予兆を人間よりはるかに高い精度で検知する。ユーザーが気づく前に、怪しい取引をブロックし、資産を守る。現在の銀行の不正検知システムは誤検知が多く、正当な取引まで止めてしまうことが珍しくありませんが、xAIの学習能力があれば、この精度は桁違いに向上するでしょう。

市場分析と自動取引

xAIのImagineツールは、すでに1日5000万本の動画を生成し、30日間で60億枚以上の画像を処理しています。この演算能力が金融市場の分析に向けられたとき、個人投資家でもヘッジファンド並みの市場分析が手に入る世界が来るかもしれません。

これは意見が分かれるところですが、私はxAIと金融の融合が、既存の金融業界にとって最大の脅威になると考えています。決済手数料の引き下げは既存プレイヤーも対応できる。しかし、AIによる金融サービスの根本的な再設計は、レガシーシステムの上では実現できない。ここにX Moneyの本当の競争優位があるのではないでしょうか。

残されたハードル。規制、プライバシー、そして信頼

ここまでX Moneyの可能性を語ってきましたが、楽観的すぎる見方は危険です。

まず規制の壁。X Payments LLCは41州でライセンスを取得していますが、これは送金業者としてのライセンスであり、銀行免許ではありません。預金の受け入れ、融資、保険の引き受けといった本格的な銀行業務を行うには、さらに高いハードルが待っています。各州の規制当局、連邦準備制度、SEC(証券取引委員会)との折衝は、マスクの政治力をもってしても一筋縄ではいかないでしょう。

プライバシーの問題も深刻です。SNSの行動データと金融データが一つのプラットフォームに集約されることへの懸念は、ヨーロッパを中心に強まっています。イェール大学の研究者も、Xの決済プラットフォームにおけるプライバシーと消費者保護の課題を指摘しています。

そして信頼。マスクのTwitter買収後の混乱、大量解雇、広告主の離反は記憶に新しい。金融サービスは信頼の上に成り立つビジネスです。「自分のお金を預けて大丈夫か」という根源的な問いに、Xはまだ十分に答えられていません。

私たちはどう備えるべきか

「あらゆる取引の源泉になる」というマスクの言葉が現実になるかどうか、正直なところ、まだ分かりません。しかし、その方向に向かって巨大な力が動いていることは間違いない。

個人として意識しておくべきことがあります。X Moneyが本格稼働したとき、あなたの金融行動の選択肢は劇的に増えます。銀行に預けるのか、X Walletに入れるのか、暗号資産で持つのか。その判断を自分でできるだけのリテラシーを、今のうちに身につけておくことが大切です。

事業者にとっては、決済手数料の構造変化に備える必要があります。年間1600億ドルの手数料市場が圧縮されれば、そのコスト削減分は消費者と事業者に還元される。逆に言えば、手数料収入に依存しているビジネスモデルは、根本的な見直しを迫られるでしょう。

次にXのタイムラインを開くとき、そこはもう単なるSNSではないかもしれません。あなたの資産とあなたの経済活動が記録され、AIによって最適化されていく、未来の金融システムのプロトタイプが、今まさにそこで動き始めている。

株式会社TIMEWELLとしても、この歴史的な転換点から目が離せません。引き続き、最新の動向をお届けしていきます。


参考情報

  • CoinDesk "Elon Musk's X to Launch Crypto and Stock Trading" (2026年2月14日)
  • TechCrunch "xAI Lays Out Interplanetary Ambitions in Public All-Hands" (2026年2月11日)
  • BingX News "Musk Says X Money Is in Internal Beta" (2026年2月)
  • Thoughtworks "From Tweets to Transactions: X Money's Bid to Revolutionize Payments" (2025年2月11日)
  • Swipesum "X Money: The Ultimate Guide to X.com's Payments Product" (2025年3月20日)
  • CNBC "Jack Dorsey Dramatically Shutters Block's TBD Crypto Unit" (2024年11月8日)
  • Reuters "As Twitter, Square Interests Converge, CEO Dorsey Risks Conflicts" (2015年)
  • Reuters "SpaceX Acquires xAI in Record-Setting Deal" (2026年2月2日)
  • Yale Journal on Regulation "Social Media's Financial Turn: Privacy and Consumer Protection in X's Payment Platform" (2025年1月)
  • Forbes "Elon Musk's X Money Partners With Visa for Payments" (2025年1月28日)

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