こんにちは、株式会社TIMEWELLの濱本隆太です。
オンラインイベントの開催が当たり前となった現在、「どのプラットフォームを選ぶべきか」は主催者にとって最も重要な意思決定の一つです。Zoom、Microsoft Teams、YouTube Liveといった定番のプラットフォームに加え、イベント特化型の専用ツールも充実してきました。
しかし、各プラットフォームの料金体系や機能は年々変化しており、2024年の情報はすでに古くなっている部分もあります。本記事では、2026年最新の情報を基に、主要な配信プラットフォームの特徴・料金・機能を徹底比較し、用途別の最適な選び方を解説します。
主要プラットフォーム7選の基本比較
まずは、オンラインイベントで利用される主要な7つのプラットフォームの基本情報を一覧で比較します。
料金・参加人数比較表
| プラットフォーム | 月額料金 | 最大参加者数 | 無料プラン | 録画機能 |
|---|---|---|---|---|
| Zoom Events | $149〜 | 1,000〜50,000人 | 40分制限あり | あり |
| Microsoft Teams | M365に含む | 1,000〜10,000人 | 60分制限あり | あり |
| YouTube Live | 無料 | 無制限 | あり | 自動アーカイブ |
| Livestorm | $79〜 | 3,000人 | 20分×30名 | あり |
| GoTo Webinar | $49〜 | 3,000人 | なし | あり |
| Webex Webinars | $13.50〜 | 10,000人 | あり | あり |
| vFairs | 要問合せ | カスタム | なし | あり |
※料金は2025年時点の公開情報に基づく。為替変動や価格改定により変更の可能性あり
Zoom Events:汎用性No.1の定番プラットフォーム
Zoomは、オンラインイベント配信プラットフォームとして最も広く利用されているサービスです。直感的な操作性と安定した接続品質で、初めてのイベント主催者でも使いやすい点が最大の強みです。
Zoom Eventsの主な機能
- イベントハブ: ブランド化されたイベントページを作成し、複数セッションを一元管理
- カスタマイズ可能な登録・チケット販売: 有料イベントの決済機能を搭載
- エンゲージメントツール: 投票、Q&A、ブレイクアウトルーム、フィルター、ホワイトボード
- ネットワーキングロビー: 参加者同士のチャットやマッチングを促進
- レポーティング: 登録数、出席率、チケット販売のデータを可視化
料金体系(2025年時点)
| プラン | 月額 | 最大参加者数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | $0 | 100人 | 40分制限 |
| Zoom Workplace Pro | $15.99 | 100人 | 30時間まで |
| Zoom Events | $149〜 | 500〜50,000人 | Workplace契約が別途必要 |
適したユースケース: セミナー、ウェビナー、製品デモ、社内研修、ハイブリッドイベント
Microsoft Teams:企業のセキュリティ要件に最適
Microsoft 365を導入している企業にとって、Teamsは追加コストなしで利用できるイベント配信ツールです。高度なセキュリティ機能とOffice製品との連携が強みです。
Teams イベント機能の特徴
- Teams ウェビナー: 最大1,000名までの登録制イベントを開催可能
- Teams タウンホール: 最大10,000名の大規模イベント(旧Teams ライブイベント)
- Office連携: PowerPoint Live、Word、Excelとのシームレスな連携
- セキュリティ: エンドツーエンド暗号化、DLP(データ損失防止)、コンプライアンス対応
- AI機能: Microsoft Copilotによるリアルタイム議事録、要約生成
料金体系
| プラン | 月額(1ユーザー) | ウェビナー | タウンホール |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Basic | ¥899 | 最大300名 | 利用不可 |
| Microsoft 365 Business Standard | ¥1,874 | 最大1,000名 | 最大10,000名 |
適したユースケース: 社内イベント、機密性の高いセミナー、Microsoft 365導入企業の社外向けイベント
YouTube Live:圧倒的なリーチ力で認知拡大
YouTube Liveは、視聴者数に制限がなく無料で利用できる点が最大の強みです。YouTubeの巨大なユーザーベースを活用し、新規層へのリーチを最大化できます。
YouTube Liveの特徴
- 視聴者数無制限: 何万人でも同時視聴可能
- 完全無料: 配信にかかるコストはゼロ
- 自動アーカイブ: 配信終了後、自動的にアーカイブ動画として公開
- 検索・発見性: YouTube検索やGoogle検索からの流入が期待できる
- スーパーチャット: 視聴者からの投げ銭機能で収益化も可能
- ライブチャット: リアルタイムでのコメントによる双方向コミュニケーション
YouTube Liveの注意点
- 参加者の事前登録機能がない(別途フォームが必要)
- ブレイクアウトルームやQ&A機能はない
- 参加者リストの取得が困難(リード獲得には不向き)
- チャンネル登録者数が一定数未満だとモバイル配信に制限がある
適したユースケース: 大規模カンファレンス、製品発表会、マーケティングイベント、教育コンテンツ配信
イベント特化型プラットフォームの台頭
汎用的なビデオ会議ツール以外に、イベント運営に特化したプラットフォームも注目を集めています。
Livestorm
フランス発のウェビナー・イベントプラットフォーム。ブラウザベースで動作し、参加者にアプリインストールを要求しない点が強みです。
- 料金: 月額$79〜(最大250名のウェビナー)
- 特徴: ノーコードのランディングページ作成、自動メール配信、CRM連携、詳細な分析レポート
GoTo Webinar
長年にわたりウェビナー市場をリードしてきた老舗プラットフォーム。安定した品質とシンプルな操作性が評価されています。
- 料金: 月額$49〜
- 特徴: 自動化機能(リマインダー、フォローアップ)、録画・オンデマンド配信、カスタムブランディング
Webex Webinars
Cisco傘下のWebexが提供するウェビナー特化サービス。多言語リアルタイム翻訳が強みで、グローバルイベントに最適です。
- 料金: 月額$13.50〜
- 特徴: AI字幕、リアルタイム翻訳(100言語以上)、Slido連携、バックステージ機能
用途別プラットフォーム選定ガイド
イベントの目的や規模に応じた最適なプラットフォームを一覧にまとめました。
目的別おすすめプラットフォーム
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 少人数セミナー(〜100名) | Zoom | 操作が簡単、無料プランで十分対応可能 |
| 大規模カンファレンス | YouTube Live | 視聴者数無制限・無料・アーカイブ自動 |
| 社内イベント・研修 | Teams | M365に含まれセキュリティが高い |
| リード獲得ウェビナー | Livestorm / GoTo | 登録・分析・CRM連携が充実 |
| グローバルイベント | Webex | 多言語リアルタイム翻訳対応 |
| 有料チケットイベント | Zoom Events | チケット販売・決済機能内蔵 |
| ハイブリッドイベント | vFairs | バーチャルブース・展示会機能 |
プラットフォーム選定の5つのチェックポイント
どのプラットフォームが最適かは、以下の5つの観点から総合的に判断しましょう。
選定チェックリスト
- 参加者数: 想定される最大参加者数を把握し、それに対応できるプランを選ぶ
- 予算: 月額費用だけでなく、追加オプション費用や参加者数による従量課金も確認する
- セキュリティ要件: 機密情報を扱う場合はエンドツーエンド暗号化やDLP対応を確認する
- 必要な機能: 録画、ブレイクアウトルーム、Q&A、チケット販売など、必須機能をリストアップする
- 運用負荷: 事前設定やイベント当日の運営に必要な人員・工数を見積もる
TIMEWELLが提供するコミュニティ・イベントプラットフォーム「BASE」は、AIネイティブの設計により最短60秒でイベントページを作成可能です。イベントの告知から参加者管理、アンケート収集まで一元管理でき、従来のプラットフォームでは実現が難しかった運用効率化を実現しています。Peatix、EventRegist、Communeなど既存プラットフォームからの移行もスムーズにサポートしています。
まとめ
- Zoomは汎用性が高く、初めてのオンラインイベント主催者に最適な定番プラットフォーム
- Microsoft Teamsは、M365導入企業にとってコスト追加なしで利用できセキュリティも万全
- YouTube Liveは視聴者数無制限・無料で、認知拡大やマーケティング目的のイベントに最適
- Livestorm、GoTo Webinar、Webexなどイベント特化型ツールはリード獲得やグローバル対応に強い
- プラットフォーム選定は参加者数・予算・セキュリティ・必要機能・運用負荷の5軸で判断すべき
- 複数のプラットフォームを目的別に使い分けることで、イベント運営の効果を最大化できる
参考文献
- Zoom Events and Webinars - 公式サイト
- Dacast - 25 Best Live Streaming Platforms for Businesses in 2026
- vFairs - 10 Best Virtual Event Platforms 2026
- Livestorm - 10 Best Virtual Summit Platforms 2026
- Research.com - Zoom Events and Webinars Review 2026
