オンラインイベント運営のよくある質問|企画から録画配信まで完全FAQ
株式会社TIMEWELLの濱本です。オンラインイベントの運営を始めると、細かい疑問が次から次へと出てきます。「配信ツールはどれがいい?」「集客はどうすれば?」「当日のトラブルにどう備える?」。一つひとつ調べる時間がもったいないので、まとめてお答えします。
初めてオンラインイベントを開催する方も、すでに経験がある方も、チェックリスト代わりに使ってください。
企画・準備に関する質問
Q: オンラインイベントの企画で最初に決めるべきことは?
A: 「誰に、何を、どんな形式で届けるか」の3点です。ターゲットが明確でないとコンテンツが散漫になり、形式が合わないと参加者の満足度が下がる。セミナー型(一方向の講演)、ワークショップ型(双方向の実践)、交流型(ネットワーキング中心)のどれが目的に合うかを最初に定めましょう。
Q: イベント準備にはどれくらいの期間が必要ですか?
A: 規模にもよりますが、最低4週間は見てください。小規模のウェビナーなら2〜3週間で回せることもある。ただ、登壇者の調整、告知ページの作成、集客、リハーサルを考えると、余裕をもったスケジュールが安全です。100人以上の大規模イベントなら8週間以上が目安になります。
Q: リハーサルは必要ですか?
A: 間違いなく必要です。本番と同じ環境で一度通しておくと、音声トラブル、画面共有の手順、タイムラインのズレなどを事前に発見できます。登壇者が複数いる場合は、切り替えのタイミングも確認しておきましょう。リハーサルをやるかやらないかで、当日の安心感がまるで違います。
Q: 有料イベントと無料イベント、どちらがいいですか?
A: 目的次第です。リード獲得やブランド認知が目的なら無料で間口を広げるのが効果的です。一方、参加者の質を高めたい場合やコンテンツの価値を示したい場合は有料にすると、「お金を払ってでも参加したい」という意欲の高い層が集まります。無料だと申し込んでも当日来ない人が3〜4割いるのが現実です。
集客に関する質問
Q: 集客で最も効果的な方法は何ですか?
A: メールマガジンとSNSの併用です。メルマガは既存リストに直接届けられるため、開封率次第で高い参加率が期待できます。SNSはリーチの拡大に向いています。この2つに加えて、イベントポータルサイト(Peatixなど)への掲載も併用すると、新規層にもリーチできます。
Q: 申込者数の目標はどう設定すればいいですか?
A: 実際の参加率は申込者数の60〜70%程度が平均です。100人の参加を目指すなら、140〜170人の申込を目標にしてください。無料イベントの場合はさらに参加率が下がるので、200人以上の申込が必要になることもあります。
Q: 集客がうまくいかないとき、どうすればいいですか?
A: まずタイトルとサムネイルを見直してください。「参加したら何が得られるか」がひと目で伝わるかどうか。次に、告知のタイミングと頻度を確認します。1回の告知で集まることはまずありません。開催2週間前、1週間前、3日前、前日にリマインドを送るのが定石です。
Q: 自社のコミュニティを持っている場合、そこから集客できますか?
A: むしろ、それが一番確度の高い集客チャネルになります。コミュニティのメンバーはすでに自社に関心がある人たちなので、イベント告知への反応率が外部チャネルとは段違い。BASEのようなコミュニティプラットフォームにはイベント管理機能もあるので、告知から参加管理まで一か所で完結できます。外部のSNSやポータルサイトへの依存度を下げられるのも大きいです。
配信ツール・配信方法に関する質問
Q: 配信ツールは何を使えばいいですか?
A: 参加規模と目的で選んでください。50人以下の双方向セミナーならZoom、大規模なウェビナーならZoom WebinarやStreamYard、カジュアルな配信ならYouTube Liveが向いています。複数ツールを試して、自分たちの運用に合うものを選ぶのが確実です。
Q: 配信の画質・音質を上げるコツは?
A: 音質は外付けマイクを使うだけで格段に良くなります。画質はWebカメラのグレードアップよりも、照明を整える方が効果的です。顔の正面にリングライトかデスクライトを置くだけで、見栄えが変わります。回線は有線接続が鉄板です。Wi-Fiは不安定になるリスクがあります。
Q: ハイブリッド開催(オンライン+会場)は難しいですか?
A: 正直に言って、難易度は高いです。会場の音声をオンライン参加者にクリアに届ける、会場参加者とオンライン参加者を同時にケアするなど、運営が2倍以上になります。初めてならオンラインに絞り、慣れてきたらハイブリッドに挑戦するのが現実的です。
参加者管理に関する質問
Q: 参加者の申し込みフォームはどう作ればいいですか?
A: 入力項目は最小限にしてください。名前、メールアドレス、所属(必要な場合)の3項目で十分です。項目が多いと離脱率が上がります。追加情報はイベント後のアンケートで聞けばOKです。BASEやPeatixなどのツールにはフォーム機能が付いているので、自分でゼロから作る必要はありません。
Q: 当日の出欠確認はどうすればいいですか?
A: 配信ツールのログイン記録を使うのが簡単です。ZoomやTeamsは参加者の入退室ログをCSVで出力できます。イベント管理ツールと配信ツールが連携していれば、自動で出欠を記録できます。
Q: 途中退室を減らすにはどうすればいいですか?
A: プログラムの前半にハイライトを持ってくること。これ、意外と見落とされがちなんですが、「本題は後半です」という構成だと、前半で離脱されてしまいます。「最後まで聞かないと損をする」と感じてもらえる構成にしましょう。質疑応答をこまめに挟む、チャットで参加を促すなど、受動的にさせない工夫も有効です。
アンケート・フォローアップに関する質問
Q: アンケートの回収率を上げるには?
A: イベント終了直後、画面上でアンケートリンクを案内するのが一番回収率が高い。お客様の声を聞いていると、終了直後に案内した場合の回収率は60〜80%、翌日メールだと20〜30%まで落ちるケースがほとんどです。「閉じる前に30秒だけお時間ください」と伝えて、その場で回答してもらう。設問数は5〜7問に絞ってください。それ以上だと途中離脱が増えます。
Q: アンケートで聞くべき項目は?
A: 満足度(5段階)、最も印象に残ったセッション、改善してほしい点、次回参加の意向、自由記述の5つが基本セットです。ビジネス系イベントなら「具体的な課題」を聞いておくと、後日の営業フォローに活かせます。
Q: イベント後のフォローアップは何をすればいいですか?
A: 参加者へのお礼メールは翌営業日までに送りましょう。メールには録画のリンク、資料のダウンロードURL、次回イベントの案内を含めます。不参加者にも「今回の内容をまとめました」とアーカイブ案内を送ると、見込み顧客との関係を維持できます。
録画・アーカイブに関する質問
Q: 録画配信はやるべきですか?
A: やるべきです。当日参加できなかった人にリーチできるだけでなく、コンテンツとしての寿命が伸びる。正直なところ、ライブ参加者より録画視聴者のほうが多くなるイベントも珍しくありません。録画を自社サイトやコミュニティに置いておけば、継続的にリード獲得の資産として機能します。BASEのコミュニティ内にアーカイブ配置すれば、会員限定コンテンツにもなります。
Q: 録画の編集はどこまでやればいいですか?
A: 最低限、冒頭の待機時間と終了後の余計な部分をカットするだけで十分です。完璧に編集しようとすると時間がかかりすぎます。テロップやチャプター分けは余裕があればやると丁寧ですが、まずは「早く公開する」ことを優先してください。
Q: 録画を有料コンテンツにできますか?
A: できます。有料のオンデマンド動画として販売すれば、イベントの収益を拡大できます。ただし、ライブならではの臨場感がなくなるので、録画には補足資料やスライドデータをセットにして付加価値を付けるのがコツです。
まとめ
オンラインイベントの運営は、やることが多いようで、実は「準備」と「振り返り」に8割の時間をかければうまくいきます。
- 企画段階:目的とターゲットを固め、形式を選ぶ
- 集客段階:メルマガ+SNS+ポータルサイトで面を押さえる
- 当日運営:リハーサルで不安要素を潰し、トラブル対応を準備する
- 事後対応:アンケートは当日回収、録画は早く公開する
BASEは、イベントの告知・参加管理・録画のアーカイブ公開・事後のフォローアップまで、一つのプラットフォームで完結できます。まずは小規模なイベントから試してみてください。50人以下のウェビナーなら、準備から振り返りまで2週間で回せます。
