イベント集客の方法|チャネル別効果比較と告知テンプレート付き
株式会社TIMEWELLの濱本です。
「イベントを企画したものの、参加者が集まらない」——この悩みは、イベント主催者なら誰もが一度は経験するものです。内容には自信があるのに、告知がうまくいかずに空席が目立つ。結果、登壇者にも参加者にも申し訳ない気持ちになる。
私自身、過去に参加者5名のセミナーを経験したことがあります。その時に痛感したのは「良いイベントを作ること」と「人を集めること」はまったく別のスキルだということ。集客には集客の方法論があります。
この記事では、イベント・セミナーの集客に使えるチャネル別の効果比較、すぐコピペで使える告知テンプレート3パターン、そして開催日から逆算した集客スケジュールをお伝えします。
集客がうまくいかない3つの原因
具体的な施策に入る前に、集客が失敗する典型的な原因を押さえておきましょう。
原因1:告知が遅い 開催1週間前に告知を始めても、ほとんどの人はスケジュールが埋まっています。BtoB向けセミナーの場合、参加者の多くは2〜3週間前に参加を決めるというデータがあります。告知開始は1ヶ月前が鉄則です。
原因2:ターゲットが曖昧 「どなたでもお気軽に」は誰にも刺さりません。「BtoB企業のマーケ担当者で、リード獲得に課題を感じている方」くらいまで絞ったほうが、該当する人は「自分のことだ」と思って申し込んでくれます。
原因3:告知チャネルが1つしかない 自社サイトに掲載しただけ、メルマガを1回送っただけ、では不十分です。人は平均して7回の接触で行動に移ると言われています。複数のチャネルで、複数回の告知をすることが基本です。
集客チャネル別の効果比較
主要な集客チャネルの特徴を表にまとめました。自社の状況に合わせて優先順位をつけてください。
| チャネル | コスト | リーチ | 転換率の目安 | 即効性 | 向いている規模 |
|---|---|---|---|---|---|
| メールマガジン | 低 | 中(リスト次第) | 1〜3% | 高 | 全規模 |
| SNS(X / LinkedIn) | 低〜中 | 高 | 0.5〜1.5% | 中 | 50名以上 |
| SNS広告 | 中〜高 | 高 | 0.3〜1.0% | 高 | 100名以上 |
| イベント告知サイト | 低 | 中 | 1〜2% | 中 | 30〜100名 |
| 自社サイト / ブログ | 低 | 低〜中 | 2〜5% | 低 | 全規模 |
| パートナー企業との共催 | 低〜中 | 中〜高 | 2〜4% | 中 | 50名以上 |
| 既存コミュニティ内告知 | 低 | 低〜中 | 5〜15% | 高 | 10〜50名 |
注目してほしいのは「既存コミュニティ内告知」の転換率です。すでに信頼関係がある場で案内すると、5〜15%という高い転換率が期待できます。コミュニティを持っている企業は、集客面で圧倒的に有利です。
メールマガジンも依然として有効なチャネルです。特にBtoB領域では、業務時間中にメールを確認する習慣がある人が多いため、火〜木曜日の午前中に配信すると開封率が高くなる傾向にあります。
告知テンプレート3パターン
そのまま使えるテンプレートを3つ紹介します。自社のイベントに合わせて編集してください。
パターン1:メルマガ / メール告知用
件名:【◯月◯日開催】{課題}でお悩みの方へ|{イベント名}のご案内
{宛名}様
お世話になっております。{会社名}の{名前}です。
{ターゲットの課題}についてお悩みではありませんか?
この度、{課題の解決策}をテーマにしたセミナーを開催いたします。
━━━━━━━━━━━━━━
■ イベント概要
━━━━━━━━━━━━━━
日時:◯月◯日(◯)◯:◯◯〜◯:◯◯
形式:オンライン(Zoom)
参加費:無料
定員:◯名(先着順)
■ こんな方におすすめ
・{ターゲット像1}
・{ターゲット像2}
・{ターゲット像3}
■ 当日の内容
・{セッション1}(◯分)
・{セッション2}(◯分)
・質疑応答(◯分)
■ 登壇者
{名前}({肩書き})
{簡単なプロフィール}
▼ お申し込みはこちら
{URL}
※定員になり次第、受付を終了いたします。
パターン2:SNS(X / LinkedIn)投稿用
📢 {イベント名}を開催します
「{ターゲットの悩み}」と感じていませんか?
◯月◯日(◯)◯:◯◯〜
オンラインで無料開催します。
✅ {得られること1}
✅ {得られること2}
✅ {得られること3}
定員◯名・先着順です。
詳細・お申し込み → {URL}
#セミナー #{関連ハッシュタグ}
SNS告知のポイントは、冒頭3行で「自分ごと」だと思わせること。長い説明よりも、得られるメリットを箇条書きで端的に伝えるほうが反応率は上がります。
パターン3:イベント告知サイト(Peatix等)の説明文
■ このイベントについて
{1行で内容を要約}
{3〜4行でターゲットの課題と、このイベントで解決できることを説明}
■ こんな方におすすめ
- {ターゲット像1}
- {ターゲット像2}
- {ターゲット像3}
■ 当日のプログラム
◯:◯◯ オープニング
◯:◯◯ セッション1:{タイトル}
◯:◯◯ セッション2:{タイトル}
◯:◯◯ 質疑応答 / ネットワーキング
◯:◯◯ クロージング
■ 登壇者プロフィール
{名前}
{所属 / 肩書き}
{経歴や実績を2〜3行で}
■ 開催概要
日時:◯月◯日(◯)◯:◯◯〜◯:◯◯
場所:{オンライン or 会場名}
参加費:{無料 / ◯,◯◯◯円}
定員:◯名
■ 主催
{会社名}
{一言紹介}
■ 注意事項
- {参加条件がある場合}
- {録画の可否}
- {キャンセルポリシー}
時系列集客スケジュール
開催日をゴールとして逆算した集客スケジュールです。1ヶ月前から準備を始めるのが理想的です。
| タイミング | やること | 使用チャネル | 補足 |
|---|---|---|---|
| 4週間前 | イベントページ公開、初回告知 | 自社サイト、メルマガ | 早期申込特典があると初動が出やすい |
| 3週間前 | SNS告知開始(週2〜3回投稿) | X、LinkedIn、Facebook | 毎回切り口を変える。登壇者紹介、参加メリットなど |
| 2週間前 | 告知サイトへの掲載、パートナー企業への共有依頼 | Peatix、こくちーず、connpass | 告知サイト経由の集客は2週間前がピーク |
| 10日前 | リマインドメール(1回目) | メルマガ | 「残り◯席」の表記で緊急性を出す |
| 1週間前 | SNS広告出稿(必要に応じて) | Facebook広告、LinkedIn広告 | ターゲティングを絞って少額から |
| 3日前 | リマインドメール(2回目)、SNS最終告知 | メルマガ、SNS | 当日の参加手順を案内すると出席率が上がる |
| 前日 | 最終リマインド | メール | Zoomリンクや会場情報を再送 |
| 当日朝 | 直前リマインド | メール or LINE | 開始1時間前の送信が効果的 |
ここで見落とされがちなのが「リマインドの回数」です。「何度も送ると迷惑では」と心配する方がいますが、BtoBセミナーの場合、リマインドを3回送ることで出席率が平均15〜20%向上するという調査結果があります。参加者も忙しいので、忘れているだけのケースが多いのです。
集客を加速させる5つのコツ
スケジュール通りに進めつつ、さらに効果を上げるためのコツを紹介します。
1. タイトルは「課題」を入り口にする 「AI活用セミナー」よりも「営業資料の作成時間を半分にする方法」のほうが申込率は高いです。参加者は「学びたい」のではなく「困りごとを解決したい」のです。
2. 登壇者の実績を具体的に書く 「マーケティング歴10年」よりも「年間リード獲得数を3倍にした手法を公開」のほうが興味を引きます。数字を入れるのが鉄則です。
3. 定員を設定して希少性を出す 「定員なし」よりも「定員30名(先着順)」のほうが申込のスピードが上がります。本当に定員がある場合は正直に書き、残り枠数を更新していくと効果的です。
4. 参加者の声を活用する 過去に同様のイベントを開催している場合、参加者アンケートの結果やコメントを告知に使いましょう。「参加者の92%が満足と回答」といった実績は強い後押しになります。
5. 開催後のフォローアップを予告する 「参加者限定で録画を配布」「当日使った資料を後日共有」といった特典を予告すると、「とりあえず申し込んでおこう」という行動を促せます。
申込後の出席率を上げる施策
申し込んでもらっても、当日来てくれなければ意味がありません。特にオンラインイベントは「申込したけど忘れていた」「直前で面倒になった」というケースが多発します。
| 施策 | 効果 | 実施タイミング |
|---|---|---|
| 申込直後のサンキューメール | 期待値を上げる | 自動送信 |
| カレンダー登録リンクの送付 | 忘れ防止 | 申込直後 |
| 事前アンケート | 当事者意識の醸成 | 1週間前 |
| 登壇者からの個別メッセージ | 特別感の演出 | 3日前 |
| 当日朝の最終リマインド | 直前離脱の防止 | 開始1時間前 |
事前アンケートは特に効果的です。「当日聞きたいことはありますか?」と聞くだけで、参加者は「自分の質問が取り上げられるかも」という期待を持ち、出席率が上がります。
まとめ
イベント集客は「やるべきことを、正しいタイミングで、複数チャネルで」実行するのが基本です。
- 告知は開催1ヶ月前から始める
- 複数チャネルで合計7回以上の接触を目指す
- タイトルは「課題起点」で書く
- リマインドは3回送る(遠慮しない)
- 既存コミュニティがあれば最優先で活用する
BASEを使えば、イベントページの作成から参加者管理、リマインド配信まで一つのプラットフォームで完結します。60秒でイベントページを作成できるので、告知までのリードタイムを大幅に短縮できます。集客に使える時間をもっと増やしたい方は、ぜひ試してみてください。
BASEの詳細はこちらからご確認ください。
