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NotebookLM 2026年最新ガイド|Gemini 3搭載・動画要約・Gemini連携の活用法

公開2026-01-21更新2026-06-08濱本 隆太

NotebookLMは2026年、Gemini 3搭載・Video Overview・Geminiアプリ連携で別物に進化した。音声要約の日本語対応から動画化・スライド出力・エンタープライズ版GAまで、最新機能とビジネス活用法を実務目線で整理する。

NotebookLM 2026年最新ガイド|Gemini 3搭載・動画要約・Gemini連携の活用法
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NotebookLM 2026年最新ガイド|Gemini 3搭載・動画要約・Gemini連携の活用法

こんにちは、株式会社TIMEWELLの濱本隆太です。

半年ほど前、NotebookLMの「音声要約が日本語に対応した」というニュースを取り上げました。当時は、自分の資料をAIがラジオ番組のように二人で語り合ってくれる機能が日本語でも使える、というだけで十分な驚きでした。ところが、それから今日(2026年6月)までのあいだに、NotebookLMはもう一段どころか二段くらい変わってしまいました。中身のモデルがGemini 3に載せ替わり、音声だけだった要約に動画が加わり、そしてGeminiアプリの中からNotebookLMのノートを直接呼び出せるようになっています。

正直に言うと、ここまで短期間で別物になるツールはなかなかありません。この記事では、2026年前半時点でNotebookLMがどこまで来たのかを、実際に業務へ落とし込む目線で整理します。「名前は聞くけど結局なにができるの」という方にも、「半年前に触ったきり」という方にも、いまの全体像が掴めるように書きました。

半年で何が変わったのか:当時と現在

まず、変化の幅を一枚で押さえておきます。前回記事を書いた時点と、いまの状態を並べると差は明らかです。

項目 当時(2026年1月頃) 現在(2026年6月)
基盤モデル Gemini 2.5 Flash Gemini 3[^1]
要約の形式 音声(Audio Overview)中心 音声に加えて動画(Video Overview)[^2]
動画要約の言語 英語のみ 80言語に拡大[^3]
Geminiとの関係 別アプリ Geminiアプリ内でノートをソース指定可能[^4]
法人向け 限定的 NotebookLM Enterpriseが一般提供(GA)[^5]

このうち、いちばん地味で、いちばん効いているのが基盤モデルの交代です。NotebookLMは2025年末に基盤をGemini 2.5 FlashからGemini 3へ切り替えました[^1]。利用者から見ると画面はほとんど変わらないのですが、長い資料を読み込ませたときの理解度や、複数ファイルをまたいだ質問への答えの精度が明らかに上がっています。私が手元で投資検討用のPDFを10本ほど読ませて横断質問をしたときも、以前なら「この資料には記載がありません」と素っ気なく返ってきた問いに、別ファイルの該当箇所を引きながら答えてくれるようになりました。モデルの世代交代は派手なニュースになりにくいのですが、こういう日常の手触りに直結します。

「当時→現在」で押さえておきたいのは、NotebookLMがもう単体の便利ツールではなくなった、という点です。Geminiという母艦の一部に組み込まれ、入口のひとつになりつつあります。ここを理解しておかないと、次に説明する機能の意味が半分しか伝わりません。

NotebookLMの基本:ソースを縛るから信用できる

新しい機能の前に、なぜこのツールが他のAIと性格が違うのかを確認しておきます。ChatGPTやGeminiの素のチャットは、インターネット全体や学習済みの知識から答えを組み立てます。便利な反面、出どころが曖昧になりがちで、それらしい嘘(ハルシネーション)も混じります。

NotebookLMは逆の発想です。答えの材料を、ユーザーがアップロードしたソースだけに縛ります。PDF、テキスト、Webサイトのリンク、YouTube動画、Googleドキュメントを取り込み、AIはその範囲の中でしか答えません。しかも生成された文章には「この一文はソースの何ページ目から来た」という引用が付きます。出どころを一発で確認できるので、社内資料や契約書のように正確さが命のドキュメントと相性がいいわけです。アップロードしたデータがモデルの学習に使われない点も、社内文書を扱う上では外せない条件です。

2026年に入って、扱えるソースの幅も広がりました。EPUB形式の電子書籍をそのままアップロードできるようになり[^6]、書籍ベースのリサーチがやりやすくなっています。基本的な使い方の流れは変わりません。左の「ソース」に資料を放り込み、不要なものはチェックを外し、あとは普通に質問する。それだけです。慣れれば最初の一冊を読み込ませてから質問が返ってくるまで1分もかかりません。

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進化したStudio:音声・動画・マインドマップ・レポートが一画面に

NotebookLMでいちばん見た目が変わったのが、右側の「Studio」パネルです。以前はノートごとに各種要約を1つしか作れませんでしたが、いまは同じ種類の成果物を複数保存できるようになりました[^2]。Studioの上部には「Audio Overview」「Video Overview」「マインドマップ」「レポート」という4つのタイルが並び、ここを起点に資料を別フォーマットへ変換していきます[^2]。

注目はVideo Overview、いわゆる動画要約です。資料をもとに、ナレーション付きのスライド動画を自動で組み立ててくれます。2025年7月に英語版が登場し[^2]、その後80言語へ拡大しました[^3]。図やグラフ、引用、数値を資料から拾って動画に差し込むので、文章を読むより頭に入りやすい。社内勉強会の前振り教材や、新サービスの社内周知に使うと効きます。さらに踏み込んだ「シネマティック」な動画要約も用意され、Geminiが構成や演出を数百通りのパターンから選んで、資料の内容を物語のように見せてくれます[^3]。

音声要約(Audio Overview)も中身が刷新され、より深く、網羅的な内容を語るようになりました[^3]。日本語にも対応済みで、二人の話者が掛け合いで資料を解説する形式は健在です。通勤中に2倍速で要点を流し込み、気になったところだけ通常速度で聞き直す、という使い方は私自身いまも続けています。

地味ですが効くのが、チャット画面からそのまま各種フォーマットを呼び出せるようになった点です。資料について何往復か質問したあと、その会話の流れをワンクリックで音声要約や動画、レポートに変換できます[^7]。会話履歴は自動で保存され、セッションを閉じても続きから再開できます[^7]。「さっき深掘りした内容、そのまま動画にして共有したい」という場面が、思った以上に多いのです。

AIツールの導入で本当に難しいのは、機能を覚えることではなく、自社の業務のどこに差し込めば効果が出るかを見極める部分です。TIMEWELLのWARPでは、NotebookLMやGeminiのような最新ツールを、現場の業務フローに合わせて定着させる支援を行っています。「導入したけど使われない」を避けたい方は、一度ご相談ください。

レポート出力やインフォグラフィックも強化されました。ソースを視覚的に要約するインフォグラフィックは、用意された10種類のスタイルから手動で選べるようになっています[^8]。生成したスライドデッキはPDFだけでなくPPTX形式でも書き出せるので[^7]、PowerPointで微調整してそのまま提案資料に回す、といった流れが成立します。

Geminiアプリとの統合:NotebookLMが「入口」になる

2026年で構造的にいちばん大きい変化が、GeminiアプリとNotebookLMの統合です。2026年1月下旬から、Geminiアプリの中でNotebookLMのノートを「ソース」として指定できるようになりました[^4]。

何が嬉しいのか。これまではNotebookLMの中だけで完結していた「自分の資料に根拠を縛る」という強みを、Geminiの強力なツール群と組み合わせられるようになったのです。具体的には、ノートに取り込んだ資料を根拠にしたまま、GeminiのCanvas(文書やコードを共同編集する機能)やDeep Research(深掘り調査)、Guided Learning(対話型の学習支援)を走らせられます[^4]。さらに、よく使う設定を保存できる「Gem」にノートを組み込むこともできます[^4]。

たとえば、社内規程やマニュアルをNotebookLMに集約しておき、それをGeminiのGemに紐づけておけば、「うちの就業規則だとこのケースはどうなる」とGeminiに普通に聞いたときに、ネット情報ではなく自社規程に基づいて答えてくれます。NotebookLMがGeminiという日常使いのAIの「信頼できる根拠置き場」として機能し始めた、という言い方がしっくりきます。なお、この連携を使うには管理者がNotebookLMを有効化している必要があり、組織のAdmin Consoleで制御されます[^4]。

ここは個人的にかなり重要だと見ています。多くの会社で「結局どのAIを社内標準にするか」という議論が起きていますが、Geminiを軸にNotebookLMを根拠置き場として組み合わせる構成は、Google Workspaceをすでに使っている企業にとって現実的な落としどころになりそうです。

法人導入の論点:Enterprise版GAとセキュリティ

ここまで個人利用の話を中心にしてきましたが、企業として本気で使うなら法人向けの選択肢を見ておく必要があります。2026年、NotebookLM EnterpriseがGemini Enterpriseのビジネスエディション向けに一般提供(GA)となりました[^5]。スライドデッキやインフォグラフィックの生成といったStudio機能も、Enterprise版で使えます[^5]。

法人利用で効いてくるのが、外部データとの接続です。Gemini Enterpriseには、自社のMCP(Model Context Protocol)サーバーを接続して、社内の非公開データや独自の社内ツール、MCP対応の外部システムに安全にアクセスさせる仕組みが用意されています[^5]。NotionやCrossbeamといった外部サービスのデータストアを接続するプレビューも始まっており[^5]、AIが参照できる社内情報の範囲がぐっと広がります。基盤モデルとしても、より複雑なタスク向けのGemini 3.1 ProがVertex AIやGemini Enterprise経由でプレビュー提供されています[^9]。

ただ、機能が揃っているからといって、すぐに全社展開してうまくいくわけではありません。私が現場で見てきた限り、つまずくのはたいてい技術ではなく運用です。どの資料を誰がアップロードしてよいのか、機密情報の取り扱いをどう線引きするのか、生成された要約や動画をそのまま社外に出してよいのか。このあたりのルールを決めないまま配ると、便利なツールが宙に浮きます。

ここはまさにTIMEWELLが力を入れている領域です。エンタープライズAIの基盤としては、国内サーバーで動く高セキュリティなAIエージェントZEROCKを提供しており、国内データ主権やナレッジ管理を重視する企業の文脈で選ばれています。NotebookLMやGeminiのような汎用ツールと、ZEROCKのような自社専用基盤をどう棲み分けるか。この設計こそが、2026年のAI活用で差がつくポイントだと考えています。

まとめ:触り直す価値があるタイミング

半年前にNotebookLMを少し触って「面白いけどまだおもちゃかな」と感じた方こそ、いまもう一度開いてみてほしいというのが正直なところです。基盤がGemini 3になり、動画要約が加わり、Geminiアプリの一部として組み込まれたことで、できることの幅が一段上がりました。

最後に、いまのNotebookLMを業務で試すなら、この順番をおすすめします。

  • まず手元の資料を5本ほど読み込ませ、横断質問の精度を確かめる(Gemini 3の実力はここで分かる)
  • 次にVideo Overviewで1本だけ動画を作り、社内共有に耐えるか見る
  • Google Workspaceを使っているなら、Geminiアプリからノートをソース指定する連携を試す
  • 全社展開を考えるなら、機能の前にアップロード・公開のルールを先に決める

ツールは半年で別物になります。けれど、業務のどこに差し込むかという判断は、ツールが勝手にやってはくれません。そこを一緒に詰めていくのが私たちの仕事だと思っています。自社の業務に最新AIをどう組み込むか迷ったら、WARPの個別相談から気軽に声をかけてください。

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脚注

[^1]: Android Central「NotebookLM is now powered by Gemini 3 for better reasoning and multimodal understanding」(2025年12月22日) https://www.androidcentral.com/apps-software/ai/notebooklm-is-now-powered-by-gemini-3 [^2]: Google「What's new in NotebookLM: Video Overviews and an upgraded Studio」(2025年7月29日) https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/google-labs/notebooklm-video-overviews-studio-upgrades/ [^3]: Google「Google's NotebookLM updates Audio and Video Overviews」 https://blog.google/technology/google-labs/notebook-lm-audio-video-overviews-more-languages-longer-content/ [^4]: Google Workspace Updates「Take your notebooks further by adding NotebookLM as a source in the Gemini app」(2026年1月27日) https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/01/take-notebooks-further-notebooklm-gemini.html [^5]: Google Cloud「Gemini Enterprise release notes」 https://docs.cloud.google.com/gemini/enterprise/docs/release-notes [^6]: Google Workspace Updates「New ways to customize and interact with your content in NotebookLM」(2026年3月) https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/03/new-ways-to-customize-and-interact-with-your-content-in-NotebookLM.html [^7]: Google「Dive deeper into Google I/O 2026 with NotebookLM」 https://blog.google/innovation-and-ai/products/notebooklm/notebooklm-google-io-2026/ [^8]: NotebookLM Help「Generate Audio Overview in NotebookLM」 https://support.google.com/notebooklm/answer/16212820?hl=en [^9]: Google「Gemini 3.1 Pro: A smarter model for your most complex tasks」 https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/gemini-3-1-pro/ [^10]: Jeff Su「NotebookLM in 2026: What Changed and What Matters」 https://www.jeffsu.org/notebooklm-changed-completely-heres-what-matters-in-2026/

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