TRAFEED旭化成の元社員逮捕から読む技術流出の論点|営業秘密と外為法のどこに反したのか2026年9月17日、旭化成の元社員が半導体関連の潜在性硬化剤に関する営業秘密を中国企業に開示した疑いで愛知県警に逮捕されました。旭化成の公表と各社の報道をもとに時系列を整理し、不正競争防止法21条のどの要件に当たるとされているのか、外為法や経済安全保障推進法がなぜ出てこないのかを解説したうえで、自社で今日確認すべき点をまとめます。2026-09-18濱本 隆太
TRAFEED輸出管理は「ブラックリスト照合」から「身元証明」へ|Pax SilicaとSilicon Highwayが変えるもの米国務省のPax Silicaは2026年6月の第2回サミットで署名24か国に拡大しました。最大5,000万ドルを投じる「Silicon Highway」は、暗号技術による貨物検証と事前審査で信頼された貨物を通す構想です。リスト照合から所有構造の解明、そして由来の証明へ。輸出管理の重心が動いています。2026-08-24濱本 隆太
TRAFEED技術流出に懲役6〜7年は重いのか|韓国の判決から見た日本の量刑と「入口」の守り韓国でサムスンのDRAM技術を中国企業へ流出させた事件に、懲役6年4カ月と7年の判決が出ました。開発費1兆6000億ウォンに対して、この量刑は妥当でしょうか。韓国の量刑基準、日本の不正競争防止法との比較、そして刑罰では守れない「入口」の管理までを整理します。2026-08-24濱本 隆太
TRAFEEDABFフィルムとは何か|「対中供給3割削減」報道から読む、規制ではない供給制約の怖さ味の素がABFフィルムの対中供給を3割削減すると報じられました。ただしこれは政府の輸出規制ではなく、能力が張り付いた中での配分の話です。そもそもABFとは何なのか、半導体のどこに使われているのかを図解の代わりに丁寧に説明したうえで、規制ではない供給制約が輸出規制と同じ効き方をする理由を整理します。2026-08-19濱本 隆太
TRAFEEDAppleの中国製メモリ調達に米政府が反対|Section 5949と日本企業への波及2026年8月、ラトニック商務長官がAppleの中国製メモリ調達に反対を表明しました。上下両院の書簡、CXMTとYMTCの規制上の位置づけ、2027年12月に発効するSection 5949とFAR提案規則を一次情報で整理し、日本の部品メーカーと機器メーカーに何が降りてくるのかを解説します。2026-08-15濱本 隆太
テックトレンドTerafabは本当に「史上最大の建物」なのか|1億平方フィートの桁を検算するSpaceXとTeslaが2026年8月6日、テキサス州グライムズ郡に半導体工場「Terafab」を建てると発表しました。延床1億平方フィート、第1期だけで168億ドル。テキサス州知事室の公式発表とマスク氏本人の投稿を一次で確認し、「史上最大の建物」という主張がどこまで成立するのかを実際に検算します。2026-08-08濱本 隆太
TRAFEED韓国・台湾の輸出額が初めて日本超え|2026年上期を一次統計で読む、AI特需と円安の二重構造2026年上期、韓国と台湾の輸出額がそろって初めて日本を上回りました。韓国4,967億ドル、台湾4,166億ドル、日本60兆6,605億円。各国統計当局の一次データで実際の数字を確認し、差がついた理由が「AI特需の受け取り方」と「見る通貨」の二重構造にあることをグラフで整理します。2026-08-08濱本 隆太
TRAFEED中国がAIモデルと半導体の輸出規制強化を検討──日本企業がいま読むべき影響範囲2026年7月、中国当局がAIモデルと半導体の輸出規制強化を検討していると英FTが報じました。公式告示前の段階でも、Kimi K3やQwen3.8級のオープンウェイト、データ移転、委託製造に影響が及び得ます。影響範囲と、AIモデルを輸出管理の対象に据える実務の備えを整理します。2026-07-24濱本 隆太
TRAFEED日印首脳会談2026を徹底解説|高市×モディの経済安全保障共同宣言・約2兆円投資・半導体と重要鉱物の協力を読み解くこんにちは、株式会社TIMEWELLの濱本です。2026年7月2日、高市早苗首相がニューデリーでモディ首相と向き合いました。首相にとって初めてのインド訪問で、第16回となる日印年次首脳会談です[^1]。2026-07-06濱本 隆太
テックトレンドAppleの値上げはなぜ起きたか——メモリ半導体高騰とAI需要が消費者価格に波及2026年6月25日、AppleはMacやiPadを値上げしました。理由はメモリ半導体のコスト急騰。AIデータセンターがDRAMやHBMを奪い合い、汎用メモリが品薄になり、ついに消費者向け製品の店頭価格にまで届いた構造を、初心者向けに出典つきで解説します。2026-06-29濱本 隆太
TRAFEEDGPU・メモリ価格は今後どこまで上がるか — 供給逼迫と各社決算から読む経済安全保障の視点GPUやメモリの価格はどこまで上がるのか。マイクロンやSKハイニックスなど各社の最新決算と調査会社のデータを一次情報で確かめ、AI需要・供給制約・台湾集中・輸出規制という四つの力から、半導体の入手可能性を経済安全保障の問題として濱本が考察します。将来シナリオは筆者の見立てとして提示します。2026-06-29濱本 隆太
TRAFEEDこれからは「メモリの時代」 — HBMボトルネックと伸びる企業はどこかこれからはメモリの時代と言われます。AIの主役が演算からメモリへ移る転換点で、HBMを量産できるのは世界で3社のみ。ボトルネックはどこにあり、どんな企業やエコシステムが伸びるのか。投資家ガビン・ベイカー氏の指摘や各社決算を一次情報で確かめ、経済安全保障の視点から濱本が考察します。2026-06-29濱本 隆太