TRAFEEDなぜ原発は「小さく」なるのか|三菱重工の小型軽水炉が経産省事業に採択された意味三菱重工の提案3件が経済産業省の次世代革新炉支援事業に採択され、国産技術による小型軽水炉(SMR)の開発が加速します。なぜ原発はこれまで大きくなり続けたのか、小さくすると何が解決するのか、福島の経験を踏まえてなぜ今SMRなのかを、初心者向けに整理します。最後に、この領域が輸出管理でどう扱われるかにも触れます。2026-08-21濱本 隆太
TRAFEEDABFフィルムとは何か|「対中供給3割削減」報道から読む、規制ではない供給制約の怖さ味の素がABFフィルムの対中供給を3割削減すると報じられました。ただしこれは政府の輸出規制ではなく、能力が張り付いた中での配分の話です。そもそもABFとは何なのか、半導体のどこに使われているのかを図解の代わりに丁寧に説明したうえで、規制ではない供給制約が輸出規制と同じ効き方をする理由を整理します。2026-08-19濱本 隆太
TRAFEED楽天×ヘルシング、川崎重工×エアバス|防衛無人機の提携が続く夏に、輸出管理の実務が問われること川崎重工とエアバスが滞空型無人機で覚書を結び、楽天がドイツのヘルシングと組むと報じられました。海外の機体を日本に入れる話は「輸入」で終わりません。共同開発や国産化に進んだ瞬間、日本からの技術提供と相手国の輸出許可が同時に効いてきます。一次情報で確認できることと、報道で割れていることを分けて整理します。2026-08-19濱本 隆太
TRAFEED経済安全保障経営とは何か|経産省「具体事例集」11事例から読む、実際に何をやったのか経済産業省が「企業の経営と経済安全保障の具体事例集」を公表しました。ガイドラインが「何をすべきか」を示したのに対し、こちらは他社が実際に何をやったかを11の事例で見せる資料です。操業が1日止まった話から、在庫を積み増して投資家の評価を得た話まで。行動変容ステージという枠組みと、金融機関・投資家が実際にどこを見ているかを、経営会議で使える形に整理しました。2026-08-18濱本 隆太
TRAFEED東芝とProdroneが国産迎撃ドローンで連携|「国産部品を基本とするサプライチェーン」が意味すること東芝とProdroneが、防衛分野における国産迎撃ドローンの技術連携を発表しました。注目したいのはリリースの一行、「国産部品を基本とするサプライチェーンを構築し、安定的な供給体制の確立を目指します」です。なぜ迎撃ドローンで供給網の話が出てくるのか。経済安全保障の「不可欠性」と「自律性」という枠組みで読み解きます。2026-08-18濱本 隆太
TRAFEEDAppleの中国製メモリ調達に米政府が反対|Section 5949と日本企業への波及2026年8月、ラトニック商務長官がAppleの中国製メモリ調達に反対を表明しました。上下両院の書簡、CXMTとYMTCの規制上の位置づけ、2027年12月に発効するSection 5949とFAR提案規則を一次情報で整理し、日本の部品メーカーと機器メーカーに何が降りてくるのかを解説します。2026-08-15濱本 隆太
TRAFEED外国干渉防止法と対外情報収集法は何を変えるのか|自民党「情報防衛力」提言の三本柱2026年8月5日、自民党インテリジェンス戦略本部が第二次提言「我が国の『情報防衛力』の強化に向けて」をまとめました。抑止(外国干渉防止法)、収集(対外情報収集法とヒューミント・シギント・ジオイント・オシント)、監督(議会監視と独立監察)の三本柱を、法令原文と提言原文から読み解きます。2026-08-15濱本 隆太
TRAFEED迂回輸出とは何か。ホワイトハウス報告書が日本を名指しした意味2026年8月13日、米ホワイトハウスが迂回輸出の報告書を出しました。報道は12兆円と45万人と日本を先に伝えます。一次情報を開くと、日本は手口を特定されたのではなく、正規貿易の規模でTier 1に入っています。数字の作り方と、これから来る執行を整理します。2026-08-14濱本 隆太
TRAFEEDみちびき7号機の成功と、2031年度まで残る空白|位置情報から見る日本の依存構造2026年8月11日、H3ロケット9号機がみちびき7号機を予定軌道に投入しました。ただし7機体制は完成していません。5号機を喪失しているため、目標は2031年度です。持続測位とは何か、誤差6cmが何を変えるのか、そしてエネルギー15.3%・食料37%という数字と並べたとき、依存の何が問題なのかを整理します。2026-08-13濱本 隆太
TRAFEED中国で邦人が拘束された報道をどう読むか|「相手国の輸出管理」という見落としがちな穴中国で複数の邦人が拘束されていると報じられました。レアアースを含む軍民両用品の対日輸出規制に関連した疑いとされています。拘束は有罪を意味しないという前提を確認したうえで、日本企業が見落としがちな「相手国の輸出管理」という論点と、会社として決めておくべきことを初心者向けに整理します。2026-08-12濱本 隆太
TRAFEED英海軍の無人艇が中国へ通信していた|「バックドア」と呼ぶ前に知っておきたい部品の話英海軍が導入した無人艇K3スカウトのカメラが、中国のIPアドレスへ通信していたと報じられました。英国防省は「稼働確認の信号だけで機微な情報は送られていない」としています。空を飛ぶドローンではないこと、ハートビート通信とは何か、そして悪意がなくても同じことが起きる理由を、初心者向けに整理します。2026-08-12濱本 隆太
TRAFEED中国出張と9月15日施行の新規定|出国制限は中国公民が対象、日本人に効くのは入境側中国の国務院令第841号が2026年9月15日に施行されます。「出張者も出国できなくなる」と読まれがちですが、出国制限の対象は中国公民です。日本人出張者に実際に効くのは入境側の第5条で、ビザ申請の記載が1年から5年の入境不許可に直結します。条文を読み分けて、出張前後に何を確認すべきかを整理します。2026-08-09濱本 隆太