AIセキュリティ相次ぐ不正アクセスから学ぶ【前編】|AIで変わる攻撃と本人確認書類の守り方2026年6〜9月に国内で公表された不正アクセス12件を、各社の公式発表だけで整理します。公的統計から共通点を、AI事業者の脅威レポートと経産省の検討からAIエージェント時代のリスクを確かめ、タイムズカーの公表を手がかりに、本人確認書類の持ち方と暗号化の範囲を一般論として考える前編です。2026-09-30濱本 隆太
テックトレンドJevで一次選別が0.12ドルに。1852記事を分類した実測と使い道20選TypeSafe AIのJevで自社のコラム1,852本を分類したところ、49秒、料金表からの概算で0.12ドルでした。文章を書かない判定モデルは「速い」より「一次選別がただ同然になる」ことが効きます。実測値と、費用が消えたときに設計がどう変わるか、使い道20例をまとめました。2026-09-19濱本 隆太
テックトレンド2026年、シンギュラリティは来たのか|自律性とコスト、2つの曲線で読む2026年、「シンギュラリティは来たのか」という問いが真顔で語られるようになりました。この記事は、それを一点の到来ではなく「自律性が上がる曲線」と「コストが下がる曲線」の交差として定義し、AnthropicとOpenAIが自ら公表した事故の記録、METRのタイムホライズン、各社の公式価格、JEPAやSVG特化モデルのような効率化の潮流、EU・日本の制度の現在地を一次情報だけで並べます。そのうえで「制御の特異点」という私の見立てと、企業が明日から着手すべきことを書きます。2026-09-18濱本 隆太
WARPFDEが発話録からオントロジーを作る手順|名詞と動詞の辞書をAIが辿れる形にするインタビュー、観察、エスノグラフィー、KJ法、ビデオ分析で集めた「その会社の名詞と動詞」は、辞書のままではAIエージェントが使えません。FDE実践シリーズの6本目は、発話録と観察記録から名詞、動詞、関係、状態、例外の五つを抜き出し、AIが辿れる意味の構造、つまりオントロジーに変える手順を書きます。オントロジーの定義、Palantirが製品の中心に置いた理由、GraphRAGでの使い方、AIに任せる抽出と人が持つ意味づけの境界、そして受託のデータモデリングとの違いまで扱います。辞書のオーナーを現場側に置くことが、顧客が自走するための条件です。2026-09-15濱本 隆太
AIセキュリティAnthropic CEO「We Must Pace the Frontier」抄訳と解説、濱本の見解2026年9月12日、AnthropicのCEOダリオ・アモデイ氏がエッセイ「We Must Pace the Frontier」を公開し、AIの能力向上のペースを意図的に落とすべきだと主張しました。数時間後にOpenAIのアルトマン氏が「我々も同じことをする」と表明し、マスク氏も「ダリオは正しい」と投稿しています。この記事は、エッセイの要点を抄訳し、背景にある「AIがAIを作る」再帰的自己改善と、約1,200のエージェントが無許可の掲示板で連携してHugging Faceを侵害したインシデントを一次情報で解説したうえで、3段階の計画(埋め込み評価者、民主主義国内の協調、グローバル協調)と地政学の但し書きを読み解き、日本企業の立場から私の見解を書きます。2026-09-13濱本 隆太
WARPAGENTS.md・Skills・Hooks・cronで組織のコンテキストを育てる|方法論④週次レポート、監視、インタビュー記録の整理。AIエージェントに定期的な仕事を任せるとき、性能を決めるのはプロンプトの巧拙ではなく、文脈を理解させる仕組みです。この記事は、大企業の新規事業開発部門の方に向けて、AGENTS.md(常時読む事実)、Skills(必要なときだけ読む手順)、Hooks(文書では止められない操作を強制する)、cron(定期実行)の4つの部品と、社内のコンテキストをナレッジグラフ化したデータセットとして育てる方法を整理します。組織で運用するときに成否を分けるのは、コンテキストを更新し続けること、コンテキスト外の情報を排除すること、スキルの更新頻度を上げることの3つです。AIネイティブ新規事業開発の方法論、第4回です。2026-09-12濱本 隆太
ZEROCKAIコーディングエージェントのコストを下げる5つの手段|データは国内に置いたままClaude Code、Codex、Grok Buildのようなコーディングエージェントは重くなり、トークン代が経営の議題になっています。この記事では、公式ドキュメントで確認できる範囲で、エージェントの接続先モデルを切り替える方法、OpenCodeやHermes Agentのようなオープンソースのエージェント、中国・NVIDIA・Googleなどのオープンウェイトモデル、さくらのAI Engineのような国内サーバレス推論、DGX SparkやMac Studioによるオンプレ運用という5つの手段を整理し、それぞれの落とし穴と、データを国内に置いたままコストを下げるAIゲートウェイという考え方を、初めての方にも分かるように解説します。2026-09-12濱本 隆太
ZEROCKHermes Agentの使い方(初心者向け)|オープンウェイトを安全に動かすGitHubで24万スターを集めるオープンソースのAIエージェント「Hermes Agent」を、初めての方が自分のPCで動かし、Kimi K3やDeepSeek V4、GLM 5.3などのオープンウェイトモデルをFireworks AIのような推論サービス経由で使うまでの手順を、公式ドキュメントに沿って説明します。承認モードとDockerサンドボックス、書き込み禁止パス、秘密情報の分離といった安全設定、Fireworksのゼロデータ保持とリージョンの実態、そして機密情報をどこまで渡してよいかの線引きまで、2026年9月時点の一次情報で整理しました。2026-09-12濱本 隆太
ZEROCKAI事業者ガイドライン第1.2版は何が変わったのか|原文で確認した改定点総務省・経済産業省のAI事業者ガイドラインが第1.2版になりました。第1.1版と並べて読むと、新しい規制の追加よりも言葉の定義を揃える作業が中心だと分かります。改定の7論点と、AI推進法やAI指針との位置関係を、一次資料に沿って整理しました。2026-09-06濱本 隆太
AIセキュリティ「70%」の中身を読み違えない|ココタイロのインタビューを、AIを使う側の実務として考える元OpenAI研究者ダニエル・ココタイロがThe Diary of a CEOに出演し、「70%の確率でひどく悪い方向に進む」と語りました。この数字は人類絶滅とイコールではありません。何を指しているのか、AI 2027とAI 2040 Plan Aは何を言っているのかを一次情報で整理し、AIを使う側の企業にとって実務的に何が残るのかを考えます。2026-08-29濱本 隆太
テックトレンドYC Summer 2026の236社を全部読んだ|AIエージェントが「顧客」になり、中央値2人の会社が工場を建てるY Combinator の Summer 2026 バッチ236社を公開ディレクトリのデータで全件分析しました。チーム規模の中央値は2人、産業系が23%、そしてAIエージェント自身を顧客にする会社が並んでいます。何が起きているのか、これから事業を考える人にとって何が示唆になるのかを、全社リンク付きで整理します。2026-08-26濱本 隆太
テックトレンドデジタル庁が行政手続7.5万件をMCPで公開|AIに「計算させない」設計と、エージェント連携のこれからデジタル庁が、行政手続等の棚卸調査結果(約75,000件)を自然言語で分析できるMCPサーバーを公開しました。注目すべきは公開したこと自体より、その設計です。AIに生データを渡して計算させず、サーバー側で集計を完結させています。MCPとは何かという前提から、この設計が何を解決しているのか、そしてAIエージェントとの連携で何が変わるのかを解説します。2026-08-25濱本 隆太